デジタル消費者調査- インサイトレポート：10ヶ国

「Living With Digital」レポートシリーズは、Futuresource Consultingの消費者調査プログラムによる定期刊行物です。本調査は2024年8月に米国、英国、カナダ、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、スウェーデン、日本、オーストラリアで実施され、あらゆるエンターテインメント分野における視聴者・消費者の習慣と行動を包括的に分析しております。

当レポートで分析対象となる製品および消費者の意識には、プレミアムコンテンツ、映画館、EST（電子販売）、TVoD（テレビオンデマンド）、SVoD（サブスクリプション型ビデオオンデマンド）、AVoD（広告付きビデオオンデマンド）、FAST（無料広告付きストリーミングテレビ）の評価に加え、より広範なエンターテインメント消費習慣が含まれます。

市場動向

本調査「Living with Digital」第30回調査では、10ヶ国における中核的な動向と新たな分析を提供し、映像エンターテインメント産業のあらゆる接点における、進化する消費者の習慣の詳細を探求しております。

消費者の信頼感と可処分所得の活用能力は良好な状態にあると考えられます。前回の調査対象期間において、多くの市場では、6か月前と比較して経済状況が改善したと感じる割合が引き続き大きく増加（例えば、英国、米国、オーストラリア）するか、前年同期比で横ばい状態を維持していました。

2023年の俳優・脚本家ストライキを経て、2025年は幸いにも予定通りの公開スケジュールが維持された年となりました。最新の調査データによれば、映画館への来場者数が増加しただけでなく、来場頻度も上昇していることが示されています。調査対象10ヶ国のうち8ヶ国で、映画館を訪れた回答者の割合が増加しており、英語圏市場で最も顕著な伸びが見られました。

最新のLWD調査では、デジタル取引コンテンツの購入申告がほとんどの市場でさらに増加しており、英国が先導しています。昨年の動向が継続しており、業界全体で報告されている実際の業績を反映し、プレミアムコンテンツへの強い関心が牽引しています。

SVoDの普及率は、市場の成熟度の違いはあるもの、過去1年間で調査対象10ヶ国すべてで成長を続けました。成長はすべての年齢層で見られ、これまで伸び悩んでいた若い視聴者層や、依然として普及率が最も低い高齢の消費者層でも見られました。

調査対象領域：

2024年8月に実施した調査に基づく、エンターテインメント消費とサービス利用に関する消費者の意識・行動

• プレミアム配信、EST、TVoD、SVoD、AVoDの普及・利用動向
• 2023年7月および2023年12月に実施された過去の調査結果との比較

ご存知でしたでしょうか？

Futuresourceは過去30年にわたり、CE（コンシューマーエレクトロニクス）業界の動向を追跡・調査・コンサルティングしてまいりました。本報告書は、企業様に市場を包括的に把握いただくために作成された調査レポートシリーズの一冊です。

動画コンテンツ分野および関連分野で事業を展開する企業様は、本消費者調査レポートから有益な情報を得られます。特に以下の企業様に適しています。

• コンテンツ権利保有者
• 放送局およびコンテンツサービスプロバイダー
• メーカーおよびそのサプライヤー
• 仲介業者およびサプライチェーン
• 小売業者
• CE市場の戦略担当者、マーケティングおよび営業のプロフェッショナル
• 投資家様

目次

• イントロダクション
• エグゼクティブサマリー
• シネマ
• 早期アクセスリリース- プレミアム金利
• ESTとTVoD
• SVoD：行動と態度
• SVoDサービス
• AVoDとFAST
• より広範なビデオ消費
• 付録