表紙:AI推論がストレージ需要を牽引:QLC SSDの成長は間近
市場調査レポート
商品コード
1815984

AI推論がストレージ需要を牽引:QLC SSDの成長は間近

AI Inference Drives Storage Demand: QLC SSD Growth Imminent


出版日
発行
TrendForce
ページ情報
英文 6 Pages
納期
即日から翌営業日
価格
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AI推論がストレージ需要を牽引:QLC SSDの成長は間近
出版日: 2025年09月12日
発行: TrendForce
ページ情報: 英文 6 Pages
納期: 即日から翌営業日
GIIご利用のメリット
  • 概要

AIによるデータ爆発がデータセンター・ストレージの構造変化を引き起こすとみられています。HDD不足がQLC SSD、特に大容量製品の需要を加速しています。コスト面を考慮しながらも、HDDとのギャップが拡大しているため、北米のCSPはコールドデータストレージの代替案としてQLC SSDを評価するようになっています。サプライヤの容量制約とCSPの価格感応度は短期的な価格交渉につながりますが、長期的には未解決のHDD問題がQLC SSD需要の爆発的増加に発展します。

主なハイライト

  • 需要のシフト:AIアプリケーションの急増によりデータが爆発的に増加し、データセンターのストレージ需要が大幅に増加
  • サプライチェーンのボトルネック:HDDベンダーの保守的な容量拡張はリードタイムの長期化を招き、クラウドサービスプロバイダの迅速な導入ニーズに対応できず、ストレージギャップを拡大
  • テクノロジーの代替:HDDの不足により、コールド・データ・ストレージの代替手段としてQLC SSDが推進され、北米のデータセンターはその実現可能性を評価し始めている
  • コストの考慮:CSPはQLC SSDを単位ストレージあたりのコストに基づいて評価するが、全体的なコストバランスを達成するためにはHDDの3倍以内に抑える必要がある
  • ベンダー戦略:SSDベンダーはHDDの受注移管から利益を得ているが、QLC SSDの容量には限りがあり、技術的障壁も高いため、大幅な値下げには消極的
  • 価格交渉:CSPは価格基準を遵守するが、SSDメーカーは妥協しようとしないため、短期的にはQLC SSDを大規模に採用することができない
  • 長期動向:HDDの供給問題は解決が難しく、CSPは代替品を探す必要がある

目次

第1章 AI推論の需要の高まりによるストレージ製品の不足

第2章 NL HDD不足により来年QLC SSDが大幅に増加する

  • エンタープライズSSD価格予測

第3章 HDDをQLC SSDに置き換えるにはコストと生産の面で課題が残る

  • HDDとSSDのリードタイム/価格/主流容量
  • エンタープライズSSD-需要ビット数の増加とNANDフラッシュ市場におけるシェア
  • サプライヤー別分布-NANDフラッシュ供給ビット総量およびQLC出力