ITR Market View：情報漏洩対策市場2023

本レポートには、エンドポイント暗号化、IRM（Information Rights Management）、メールアーカイブ、メール誤送信防止、データベース監査・保護、統合ログ管理、SIEM（Security Information and Event Management）、UEBA（User and Entity Behavior Analytics）、NDRR（Network Detection and Response）、画面操作監視の全10分野を対象に、国内56ベンダーへの調査に基づいた2020～2021年度売上げ実績および2026年度までの売上げ予測を掲載しています。

• メール誤送信防止市場：頻発するメール誤送信による情報漏洩対策として、2022年度は22.7%増を予測
• SIEM市場：高度なログの相関分析とリアルタイム検知の需要が高まり、2022年度は17.4%増を予測
• UEBA市場：内部不正検知への需要の高まりから、2022年度は54.4%増を予測

  ※特に記載のない場合、全て売上金額ベース

調査ハイライト

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NDR市場の2021年度の売上金額は43億円、前年度比57.5%増となりました。2022年度は同39.3%増の59億9,000万円を予測しています。

従来のファイアウォールやIPSは外部からの侵入を防ぐソリューションですが、NDRはネットワーク全体を可視化することでトラフィックの異常を検知し、侵入した脅威に即座に対応することで被害を最小限にとどめようとするもので、導入企業が増えています。ファイアウォールやIPSでは防御できない巧妙なサイバー攻撃の増加を背景に、NDRの需要と参入ベンダーも増加しており、市場は成長を続けています。このような動きから、ITRでは同市場のCAGR（2021～2026年度）は15.4%、2026年度には88億円に達すると予測しています。

図．NDR市場規模推移および予測（2020～2026年度予測）

ITRのコンサルティング・フェローである藤 俊満は、「一般的なエンドポイントデバイスの脅威検知や対応ではEDR／NGAVが普及していますが、これらが導入できない環境もあります。例えば、工場や研究所のように製造装置や検査機器などが厳しい要件で稼働しているネットワーク環境がそれにあたります。しかし最近では、IoTの言葉の通り、これらの環境もインターネットに接続されるようになり、EDR／NGAVに代わるツールが必要とされています。NDRはこのようなネットワーク環境で情報を収集し、ふるまい検知や遮断を行うツールとして導入され、IoTの普及とともに市場が拡大すると見ています」とコメントしています。

目　次

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第1章　調査レポート概要

• 1-1　調査概要
• 1-2　市場の定義
  • 1-2-1　対象市場
  • 1-2-2　用語解説
  • 1-2-3　年度解説
  • 1-2-4　データ利用上の注意
• 1-3　エグゼクティブ・サマリ

第2章　エンドポイント暗号化市場動向

• 2-1　エンドポイント暗号化市場
  • 2-1-1　市場規模およびベンダーシェア
  • 2-1-2　業種別市場シェア
  • 2-1-3　従業員規模別市場シェア
• 2-2　保守を含むエンドポイント暗号化市場
• 2-3　調査結果総括

第3章　IRM市場動向

• 3-1　IRM市場
  • 3-1-1　市場規模およびベンダーシェア
  • 3-1-2　業種別市場シェア
  • 3-1-3　従業員規模別市場シェア
  • 3-1-4　提供形態別市場シェア
    • 3-1-4-1　提供形態別市場シェア
    • 3-1-4-2　IRMパッケージ市場
    • 3-1-4-3　SaaS型IRM市場
• 3-2　保守を含むIRM市場
• 3-3　IRM市場（一部スイート製品を含む）
• 3-4　IRM市場（製品単体および一部スイート製品を含む）
• 3-5　調査結果総括

4章　メールアーカイブ市場動向

• 4-1　メールアーカイブ市場
  • 4-1-1　市場規模およびベンダーシェア
  • 4-1-2　業種別市場シェア
  • 4-1-3　従業員規模別市場シェア
• 4-2　保守を含むメールアーカイブ市場
• 4-3　調査結果総括

第5章　メール誤送信防止市場動向

• 5-1　メール誤送信防止市場
  • 5-1-1　市場規模およびベンダーシェア
  • 5-1-2　業種別市場シェア
  • 5-1-3　従業員規模別市場シェア
• 5-2　保守を含むメール誤送信防止市場
• 5-3　調査結果総括

第6章　データベース監査・保護市場動向

• 6-1　データベース監査・保護市場
  • 6-1-1　市場規模およびベンダーシェア
  • 6-1-2　業種別市場シェア
  • 6-1-3　従業員規模別市場シェア
• 6-2　保守を含むデータベース監査・保護市場
• 6-3　調査結果総括

第7章　統合ログ管理市場動向

• 7-1　統合ログ管理市場
  • 7-1-1　市場規模およびベンダーシェア
  • 7-1-2　業種別市場シェア
  • 7-1-3　従業員規模別市場シェア
• 7-2　保守を含む統合ログ管理市場
• 7-3　調査結果総括

第8章　SIEM市場動向

• 8-1　SIEM市場
  • 8-1-1　市場規模およびベンダーシェア
  • 8-1-2　業種別市場シェア
  • 8-1-3　従業員規模別市場シェア
• 8-2　保守を含むSIEM市場
• 8-3　調査結果総括

第9章　UEBA市場動向

• 9-1　UEBA市場
  • 9-1-1　市場規模およびベンダーシェア
  • 9-1-2　業種別市場シェア
  • 9-1-3　従業員規模別市場シェア
• 9-2　保守を含むUEBA市場
• 9-3　UEBA市場（一部スイート製品を含む）
• 9-4　UEBA市場（製品単体および一部スイート製品を含む）
• 9-5　調査結果総括

第10章　NDR市場動向

• 10-1　NDR市場
  • 10-1-1　市場規模およびベンダーシェア
  • 10-1-2　業種別市場シェア
  • 10-1-3　従業員規模別市場シェア
• 10-2　調査結果総括

第11章　画面操作監視市場動向

• 11-1　画面操作監視市場
  • 11-1-1　市場規模およびベンダーシェア
  • 11-1-2　業種別市場シェア
  • 11-1-3　従業員規模別市場シェア
• 11-2　保守を含む画面操作監視市場
• 11-3　調査結果総括

12章　市場予測

• 12-1　市場予測の前提条件
• 12-2　エンドポイント暗号化市場予測（～2026年度）
• 12-3　IRM市場予測（～2026年度）
• 12-4　メールアーカイブ市場予測（～2026年度）
• 12-5　メール誤送信防止市場予測（～2026年度）
• 12-6　データベース監査・保護市場予測（～2026年度）
• 12-7　統合ログ管理市場予測（～2026年度）
• 12-8　SIEM市場予測（～2026年度）
• 12-9　UEBA市場予測（～2026年度）
• 12-10　NDR市場予測（～2026年度）
• 12-11　画面操作監視市場予測（～2026年度）

第13章　ベンダー・プロファイル

• 13-1　ベンダー・プロファイルの見方
• 13-2　BlackBerry Japan株式会社
• 13-3　Datadog Japan合同会社
• 13-4　Exabeam Japan株式会社
• 13-5　ExtraHop Networks Japan株式会社
• 13-6　株式会社Imperva Japan
• 13-7　株式会社LogStare
• 13-8　Musarubra Japan株式会社
• 13-9　New Relic株式会社
• 13-10　NIKSUN Inc.
• 13-11　NTTテクノクロス株式会社
• 13-12　RSA Security Japan合同会社
• 13-13　SCSK Minoriソリューションズ株式会社
• 13-14　Splunk Services Japan合同会社
• 13-15　Sumo Logicジャパン株式会社
• 13-16　Vectra Japan株式会社
• 13-17　アイマトリックス株式会社
• 13-18　株式会社アクアシステムズ
• 13-19　株式会社網屋
• 13-20　アリスタネットワークスジャパン合同会社
• 13-21　アルプス システム インテグレーション株式会社
• 13-22　株式会社インサイトテクノロジー
• 13-23　株式会社インテック
• 13-24　インフォサイエンス株式会社
• 13-25　ヴイエムウェア株式会社
• 13-26　ウィンマジック・ジャパン株式会社
• 13-27　株式会社エアー
• 13-28　エンカレッジ・テクノロジ株式会社
• 13-29　キヤノンマーケティングジャパン株式会社
• 13-30　クエスト・ソフトウェア株式会社
• 13-31　株式会社クオリティア
• 13-32　シスコシステムズ合同会社
• 13-33　株式会社システムエグゼ
• 13-34　シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
• 13-35　ジュニパーネットワークス株式会社
• 13-36　ジュピターテクノロジー株式会社
• 13-37　株式会社セールスフォース・ジャパン
• 13-38　ソーラーウインズ・ジャパン株式会社
• 13-39　チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社
• 13-40　株式会社データクレシス
• 13-41　デジタルアーツ株式会社
• 13-42　日本電気株式会社
• 13-43　日本アイ・ビー・エム株式会社
• 13-44　日本ウェアバレー株式会社
• 13-45　日本オラクル株式会社
• 13-46　日本プルーフポイント株式会社
• 13-47　日本マイクロソフト株式会社
• 13-48　ネットスカウト・システムズ・ジャパン株式会社
• 13-49　バラクーダネットワークスジャパン株式会社
• 13-50　パロアルトネットワークス株式会社
• 13-51　株式会社ハンモック
• 13-52　株式会社日立ソリューションズ
• 13-53　フォーティネットジャパン合同会社
• 13-54　富士通株式会社
• 13-55　ベリタステクノロジーズ合同会社
• 13-56　マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社
• 13-57　ラピッドセブン・ジャパン株式会社