表紙:NANDフラッシュ (2026年):AIとHDD不足が価格高騰を引き起こす
市場調査レポート
商品コード
1850613

NANDフラッシュ (2026年):AIとHDD不足が価格高騰を引き起こす

2026 NAND Flash: AI & HDD Shortage Ignite Price Surge


出版日
発行
TrendForce
ページ情報
英文 6 Pages
納期
即日から翌営業日
価格
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本日の銀行送金レート: 1USD=152.60円
NANDフラッシュ (2026年):AIとHDD不足が価格高騰を引き起こす
出版日: 2025年10月07日
発行: TrendForce
ページ情報: 英文 6 Pages
納期: 即日から翌営業日
GIIご利用のメリット
  • 概要

AIの急成長によって企業向けSSD需要が爆発的に拡大し、低迷する消費者市場を補っています。一方で、HDDの供給不足が高容量QLC SSDへの移行を促進しており、ビット成長が進むにもかかわらず、供給は構造的に逼迫したままで、価格上昇が持続し、市場構造が大きく転換すると見込まれています。

主なハイライト

  • 弱い消費者需要:世界的な景気逆風とインフレにより、CE製品の買い替え需要が抑制されており、NANDフラッシュ市場の成長は最小限にとどまっています。
  • 爆発的な企業需要:AIの急速な進展により、データセンターのコンピューティングおよびストレージ需要が急増しており、NANDフラッシュの主要な牽引役となっています。
  • 深刻なHDD供給不足:ニアラインHDDの供給が需要に大幅に追いつかず、リードタイムの長期化によって深刻なストレージ不足が発生しています。
  • エンタープライズSSDの代替:データセンターおよびクラウドサービスプロバイダー(CSP)は、HDDの代替として高容量QLCエンタープライズSSDの採用を余儀なくされています。
  • 構造的な供給逼迫:NANDフラッシュの生産能力拡張は限定的であり、プロセス微細化によるビット増加が進む一方で、高容量SSDでは歩留まりおよび検証の難しさが供給を限定しています。
  • 構造的な供給不足の見通し:2026年のNANDフラッシュ市場は供給不足の状態が続くと予想され、価格上昇が持続し、業界全体が構造的変革期を迎える見通しです。

サンプルビュー

当レポートでは、2026年のNANDフラッシュ市場の動向を調査し、需給動向、市場影響因子の分析、サプライヤー情勢などをまとめています。

目次

  • 2026年におけるNANDフラッシュ市場の需給動向と構造的価格課題
  • サーバーストレージの内訳
  • 供給側分析:サプライヤーは能力拡張を抑制し、プロセス改良に注力するため、2026年のNANDフラッシュビット成長は緩やか
  • 主要NANDフラッシュサプライヤー別のビット成長率
  • AIおよびストレージ関連の供給不足により、NANDフラッシュ産業にスーパーサイクルが到来
  • 供給・需要・充足率
  • 供給逼迫のもとで2026年も価格上昇が続く見通し
  • 2026年の四半期別ブレンド価格推移