市場調査レポート
商品コード
1398656
ドローンビジネス調査報告書2024【インフラ/設備点検編】 |
ドローンビジネス調査報告書2024【インフラ/設備点検編】 |
出版日: 2023年12月21日
発行: Impress Corporation
ページ情報: 和文 344 pages
納期: 即日から翌営業日
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本書は、点検分野において詳細に分析し、ドローンを活用した点検業務の最新動向や企業動向、課題、今後の展望などを明らかにします。インフラ・設備を保有し自社の点検業務にドローン活用を進めたい企業や、それらの企業に向けてドローンを活用した点検ビジネスを行いたい企業にとって、参考となる情報が網羅された1冊です。
この1年で橋梁、一般住宅、大規模建造物などの分野で、より一層商用化・実用化が進みました。この要因として機体の技術開発やソリューションの提供によって操縦の難易度が下がったことや、飛行の自動化によって操縦者の属人性が下がったことがあげられます。これまでドローンサービスの利用者であったインフラ・設備の保有者や保守点検事業者が、自らドローンをオペレーションするという動きを強めています。
大規模建造物の天井裏や下水道の管渠、ボイラーやダクトの内部など狭小空間でのドローン活用は認知が広まり、普及し始めています。ドローンによる点検を請け負うサービス事業者が屋外用ドローンと並んで、狭所点検用ドローンをサービスメニューに加えるケースが増加しています。2023年度は新しい機体の登場や企業の新規参入もみられ、今後も狭小型ドローンを活用した点検がさらに拡大していくいくとみられます。
水上や水中をフィールドに活躍するドローンの利用が活発化しています。港湾に設置されている桟橋の下面や桁下高の低い橋梁の桁、床板裏などを点検するために、水面に水上ドローンを航行させてオルソや3Dモデルデータを生成する点検が始まっています。また、水中ドローンはコンシューマ向けモデルから進化した産業機が各社から登場し、ソナーやレーザーといった水中ドローンに搭載する機器が増えてきています。海洋構造物やダム、上下水道、農業水利施設の管路といった設備を対象にした点検を中心に水中ドローンが利用されています。
今後もドローンを活用した点検市場は広がり続けていくことが予想されます。当研究所では、インフラ・設備点検分野がドローンを活用したビジネスにおいて、最も市場規模と成長が大きい分野とみており、2023年度には780億円、2028年度には2145億円に達すると推測しています。