2023年 国内CIOの優先課題 |
出版日: 2023年12月15日
発行: IDC
ページ情報: 和文 22 Pages
納期: 即納可能
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本調査レポートは,国内企業(ITバイヤー)の経営者や管理職者に対して,現在の経営戦略や事業計画を推進するに当たり,企業内で優先的な課題とされているものについてアンケート調査を実施している。加えて,それらの課題を企業として対応するに当たり,IT部門の貢献がどの程度求められており,その障壁は何であるか,またそれらの対応の現状を取りまとめている。併せて,デジタルビジネス(デジタルテクノロジーの利用を前提に価値創造を行うビジネスアプローチ:以下,DB)運営が必至となっている国内市場において,IT部門が自部門の変革や価値創造に向けて優先するタスクや,それらの対応状況を調査,分析している。各企業の経営戦略や事業計画は,その経営状況,規模,業種などで違うはずであるが,多くの企業では,DBやDXの実現に向けて,ITへの投資とその利用を重要視している。それがゆえに,IT部門の貢献への期待は,どの企業でも非常に大きい。また,DBやDXの運営に向けてIT部門自体が変革するための優先的なタスクでは,自部門の効率化をベンダーなどと協力しながら進められていることが分かった。ここで捻出された余力を今までの経験やスキルでは対応が難しい,真のDXの浸透やビジネスとIT/デジタルの融合などに向けて,努力する姿勢もうかがえた。「近年のIT部門の担うタスクは,経営やビジネスとデジタルが融合しているがゆえに広範に渡っている。このことに起因して,課題も非常に複雑化している。この対応の糸口としては,経営層や現場部門のみならず,パートナーやベンダーとも緊密に連携し,新興テクノロジーなども採用しながら障壁を乗り越え,発展を目指すべきである」と,IDC Japan,Tech Buyerのリサーチマネージャーである鈴木 剛は述べている。