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市場調査レポート
商品コード
1951026
ER陽性/HER2陰性乳がん- 市場の洞察、疫学、および市場予測(2036年)ER+/ HER2 -ve Breast Cancer - Market Insight, Epidemiology, and Market Forecast - 2036 |
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カスタマイズ可能
適宜更新あり
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| ER陽性/HER2陰性乳がん- 市場の洞察、疫学、および市場予測(2036年) |
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出版日: 2026年02月01日
発行: DelveInsight
ページ情報: 英文 200 Pages
納期: 2~10営業日
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概要
主なハイライト:
- 乳がんは、世界中の女性および男性において2番目に多いがんです。また、あらゆる種類の乳がんの中でも、エストロゲン受容体陽性(ER+)乳がんは、乳がん患者に診断される最も一般的ながんです。
- 米国における2022年の乳がん新規患者数は25万6,431名です。
- 米国におけるER陽性/HER2陰性乳がんの市場規模は、2022年に67億5,900万米ドルであり、予測期間(2026-2036年)において成長が見込まれています。
ER陽性/HER2陰性乳がん治療薬のパイプラインには、後期および中期開発段階にあり、間もなく発売が予定されている複数の有望な薬剤が存在します。活発な研究開発に携わる主要企業には、Radius Pharmaceuticals(エラセトラント)、AstraZeneca(カミゼトラント(AZD9833))、Roche(ギレデトラント)、Sermonix Pharmaceuticals(ラソフォキシフェン)、AstraZenecaおよびDaiichi Sankyo(ダトポタマブ・デルクステカン)、Eli Lilly(イムルネストラント)、Veru(エノボサーム)、Roche/Genentech(イナボリシブ)、タイム(SM-88)、Gilead Sciences(トロデルビ)などが挙げられ、これらの主要企業は今後数年間で市場力学を変化させる見込みです。
DelveInsightの「ER陽性/HER2陰性乳がん- 市場の洞察、疫学、および市場予測(2036年)」レポートは、米国、EU4ヶ国(ドイツ、スペイン、イタリア、フランス)、英国、日本におけるER陽性/HER2陰性乳がんに関する深い理解、過去および予測される疫学、ならびにER陽性/HER2陰性乳がん市場の動向を提供します。
当レポートでは、現行の治療実践、新興薬剤、個別療法の市場シェアに加え、2022年から2036年までの主要7ヶ国(7大主要市場)におけるER陽性/HER2陰性乳がんの市場規模(現状及び予測)を提示しております。さらに、現行の治療実践/アルゴリズムやアンメット医療ニーズを網羅し、最適な機会を厳選するとともに、市場の本質的な潜在力を評価しております。
ER陽性/HER2陰性乳がんの疾患理解と治療アルゴリズム
ER陽性/HER2陰性乳がんの概要
乳がんは、乳房内の異常細胞が制御不能に増殖し、腫瘍を形成することで発症します。多くは乳管や小葉に起源を持ちます。がん細胞は増殖を促す様々なシグナルを受け取りますが、その一部はホルモンによるものです。
ホルモン受容体とは、ホルモン信号を感知し、がん細胞に増殖を指示するタンパク質です。乳がん細胞がエストロゲン信号に反応する場合、エストロゲン受容体陽性(ER+)乳がんと呼ばれます。同様に、プロゲステロンに反応する場合は、プロゲステロン受容体陽性(PR+)乳がんと呼ばれます。ER+またはPR+の乳がんは、総称してホルモン受容体陽性(HR+)乳がんと分類されます。
一方、ホルモン受容体陰性(HR-)乳がんとは、細胞にホルモン受容体が欠如している腫瘍を指します。これらのHR-がん細胞は、エストロゲンやプロゲステロンに依存せずに増殖します。
乳がんにおけるもう一つの重要な要素は、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)です。HER2は細胞の増殖、分裂、修復を調節する遺伝子です。そのタンパク質産物は乳がん細胞上の受容体として機能します。HER2検査で陽性となる乳がんはHER2陽性(HER2+)と呼ばれ、HER2陰性(HER2-)のがんに比べ、増殖速度が速く、転移しやすく、再発リスクが高い傾向があります。HER2陰性のがんはHER2タンパク質の発現量が低く、増殖速度が遅く、転移や再発の可能性が低い傾向があります。患者のHER2状態を確定することは、治療方針の決定に役立ちます。
ER陽性/HER2陰性乳がんの診断
乳がんの診断は、マンモグラフィーや超音波検査などの画像診断法、あるいは身体検査による病変の検出によって確定されます。いずれの場合も、患側の乳房と反対側の乳房の両方に対する放射線学的評価を、患者の全身状態、乳房およびリンパ節の臨床検査所見、病理学的所見と統合することが不可欠です。乳がんに対する治療方針は、これらの評価結果を総合して決定されます。
ER陽性/HER2陰性乳がんの治療
エストロゲン受容体(ER)の発現は、ホルモン療法への反応を予測する主要なマーカーです。これは、ヒトの乳がんの大部分がホルモン依存性でER陽性であるためです。早期、進行期、または転移性乳がんの患者様には、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)、アロマターゼ阻害剤(AI)、選択的エストロゲン受容体分解剤(SERD)など、いくつかの種類の抗エストロゲン剤が利用可能です。現在、臨床調査では、特にホルモン受容体陽性乳がんで再発または疾患進行を経験した患者において、PI3K/AKT/mTOR経路やG1/S細胞周期チェックポイントにおけるCDK4/6経路など、主要なシグナル伝達経路を阻害する標的薬剤と抗エストロゲン療法の併用が焦点となっています。
ER陽性/HER2陰性乳がんの疫学
当レポートで取り上げる疾患疫学は、過去および将来の疫学動向を網羅しており、以下の項目別に分析されています。・乳がん総罹患人口・閉経状態別乳がん罹患率・病期別乳がん罹患率・サブタイプ別乳がん罹患率・限局性および転移性乳がんに対する治療対象患者層対象地域は主要7ヶ国市場(米国、EU4ヶ国カ国(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン)、英国、日本)を対象とし、2022年から2036年までの期間を対象としています。英国、日本における2022年から2036年までの乳がん治療対象患者層について、過去および将来の疫学データをセグメント別に提供しています。
主な調査結果
本セクションでは、主要7ヶ国市場におけるER陽性/HER2陰性乳がんの疫学概況を国別に概観します。
国別-ER陽性/HER2陰性乳がんの疫学
疫学セグメントでは、米国、EU4ヶ国(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン)、英国、日本におけるER陽性/HER2陰性乳がんの疫学データと調査結果も提供しております。
- 米国における乳がんの新規症例総数は、2022年に25万6,431件でした。
- 米国では閉経後乳がんの症例数が多く、2022年には20万5,145件が確認されました。
- 2022年における病期別症例数は、限局性16万4,116例、局所進行性74,365例、遠隔転移性1万5,386例、病期不明2,564例でした。この数値は予測期間中に増加する可能性があります。
- 疾患の様々なサブタイプ(限局性および限局リンパ節転移性)の中で、ER+/HER2-が最大の患者数を占め、このカテゴリーは14万7,977件でした。次いで、トリプルネガティブが2万4,325件、ER+/HER2+が2万271件でした。一方、HR-/HER2+は最も少ない症例数でした。
ER陽性/HER2陰性乳がん治療薬章
当レポートの「ER陽性/HER2陰性乳がん治療薬」セクションでは、市販薬および後期臨床試験段階(第III相・第II相)のパイプライン薬剤に関する詳細な分析を掲載しています。さらに、臨床試験の詳細、薬理作用、提携・協力関係、承認・特許情報、各薬剤の長所・短所、最新ニュースやプレスリリースについても理解を深めることができます。
市販薬
キスカリ(リボシクリブ)- Novartis
キスカリは、HR陽性・HER2陰性の進行性または転移性がんを有する成人患者への使用が承認されたキナーゼ阻害剤です。以下の薬剤との併用が可能です:
第一選択内分泌療法としてのアロマターゼ阻害剤
フルベストラント(閉経後の女性または男性において、第一選択内分泌療法として、または先行内分泌療法後の疾患進行後に使用)
イブランセ(パルボシクリブ)- Pfizer
IBRANCEはキナーゼ阻害剤であり、米国ではFDA、欧州ではEMA、日本ではPMDAより承認を取得しております。HR陽性、HER2陰性の進行性または転移性乳がんを有する成人患者様の治療に、閉経後の女性または男性患者様に対してはアロマターゼ阻害剤との併用による第一選択内分泌療法として、あるいは既存の内分泌療法後に疾患が進行した患者様に対してはフルベストラントとの併用療法として適応されます。IBRANCEは現在、世界90カ国以上で承認されています。
アフィニトール(エベロリムス)- Novartis
アフィニトールは、閉経後の女性における進行性ホルモン受容体陽性、HER2陰性乳がん(進行性HR+乳がん)の治療に処方されるキナーゼ阻害剤です。レトロゾールまたはアナストロゾールによる治療が効果を示さなかった場合、エキセメスタンと併用して使用されます。アフィニトールのジェネリック医薬品は2019年に米国で発売されました。
リンパーザ(オラパリブ)- AstraZeneca
リンパーザは、PARP1、PARP2、PARP3を標的とするポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害剤です。有害または有害が疑われる生殖細胞系列BRCA変異(gBRCAm)を有し、HR陽性HER2陰性の転移性乳がん患者で、術前補助療法、術後補助療法、または転移性病変に対する化学療法を過去に受けた方に適応となります。HR陽性乳がん患者様は、事前に内分泌療法を受けている場合や、その適応外と判断される場合もございます。さらに、LYNPARZAはBRCA変異を有する進行性卵巣がんに対する第一選択維持療法としても使用されます。現在では、有害または有害が疑われるgBRCAmを有し、HER2陰性で高リスクの早期乳がん患者様に対し、術前補助療法または補助化学療法を受けた後の補助療法としても承認されております。
新規薬剤
エラセストラント- Radius Pharmaceuticals
メナリーニ・グループがライセンスを取得した選択的エストロゲン受容体分解剤(SERD)であるエラセストラントは、HR陽性乳がんに対する1日1回経口投与療法として研究が進められています。現在の研究では、単独療法としても、他の治療法との併用療法としても有効である可能性が示唆されています。2017年10月、Radius Pharmaceuticalsは、米国食品医薬品局(FDA)が、ER陽性かつHER2陰性の進行性または転移性乳がんの女性患者に対するエラセストラントの治療について、ファストトラック指定を承認したことを発表しました。
ギレデストラン(RG6171、GDC-9545)- Roche
ギレデストランは、エストロゲン受容体(ER)シグナル伝達を強力に阻害し、受容体との結合を完全に抑制するよう設計された実験段階の選択的エストロゲン受容体分解剤(SERD)です。HR陽性乳がんでは、エストロゲンがERに結合することで腫瘍細胞の増殖を促進します。ギレデストラントはこの受容体を遮断し、エストロゲンの作用を阻害するとともに受容体自体の分解を促進します。本治験薬は、ホルモン療法に対する耐性の主要なメカニズムであるESR1変異の有無にかかわらず、有効性を示しています。2020年12月、米国FDAはギレデストラントに対し、二次または三次治療を受けているER陽性・HER2陰性の転移性乳がんに対するファストトラック指定を承認しました。
カミゼストラント(AZD9833)- AstraZeneca
カミゼストラント(AZD9833)は経口投与型の選択的エストロゲン受容体分解薬(SERD)であり、複数の前臨床乳がんモデルにおいて抗腫瘍活性を示しています。本化合物は極めて強力なSERDとして確認されており、MCF-7およびCAMA-1細胞株におけるERα分解能においてフルベストラントと同等の薬理学的プロファイルを示します。親油性の慎重な最適化により、経口投与に適した良好な物理化学的特性および前臨床薬物動態特性を実現しました。さらに、マウス異種移植モデルにおいて強力なin vivo効果を示しました。2021年6月、AstraZenecaはESR1変異を有するHR陽性・HER2陰性の転移性乳がん患者を対象に、AZD9833とCDK4/6阻害剤(パルボシクリブまたはアベマシクリブ)の併用療法の安全性と有効性を評価する第III相SERENA-6試験を開始しました。
LY3484356(イムルネストラント)- Eli Lilly
LY3484356(イムルネストラント)は、経口選択的エストロゲン受容体分解薬(SERD)として作用する化合物です。二次治療としてのER陽性・HER2陰性転移性乳がん(mBC)の治療薬として開発が進められており、現在第III相臨床試験(NCT04975308;EMBER-3試験)で評価中です。本試験の主な目的は、標準的なホルモン療法と比較したイムルネストラントの有効性を評価すること、ならびにER陽性HER2陰性乳がん患者において、イムルネストラントとアベマシクリブの併用療法とイムルネストラント単独療法を比較評価することです。
レロシクリブ(EQ132)- EQRx
レロシクリブ(EQ132)は、新規の経口投与可能な、高活性かつ選択性の高いサイクリン依存性キナーゼ4および6(CDK4/6)阻害剤です。2020年7月、EQRx社はG1 Therapeutics社より、米国、欧州、日本、およびアジア太平洋(日本を除く)を除く全世界市場におけるレロシクリブの開発・商業化の独占的権利を取得しました。一方、Genor Biopharma(Genor)は、日本を除くアジア太平洋におけるレロシクリブの開発・商業化の権利を保有しています。
ER陽性/HER2陰性乳がん市場の見通し
乳がんは、男女を問わず世界で2番目に多いがんです。そのサブタイプの中でも、エストロゲン受容体陽性(ER+)乳がんが最も多く診断されています。ER+がん細胞にはエストロゲンと結合する受容体があり、腫瘍の成長を促進します。米国がん協会によると、乳がん症例の約3分の2がホルモン受容体陽性(HR+)であり、その大半がER+です。
乳がんの病期は、治療方針の決定において極めて重要な役割を果たします。ステージI~IIIの乳がん患者様の大半においては、手術が主要な治療法となり、その後放射線治療が行われることが一般的です。薬物療法も広く用いられており、腫瘍のホルモン受容体およびHER2の状態に応じて調整されます。これには化学療法、ホルモン療法(タモキシフェンまたはアロマターゼ阻害剤)、トラスツズマブ(ハーセプチン)やペルツズマブ(ペルジェタ)などのHER2標的療法、あるいはこれらの組み合わせが含まれる場合があります。
ステージIのHR陽性がんでは、腫瘍の大きさに関わらず、通常、補助療法としてホルモン療法が推奨されます。ただし、0.5cmを超える腫瘍ではより大きな効果が期待できます。ホルモン療法は通常、少なくとも5年間継続されます。腫瘍が1cmを超える場合、または急速な増殖、HR陰性/HER2陽性、高リスク遺伝子パネルスコアなどの高リスク特徴を伴う小腫瘍に対しては、補助化学療法が提案されることがあります。HER2陽性腫瘍の場合、トラスツズマブによる6~12ヶ月の治療が一般的に推奨されます。
ステージII乳がんにおいては、腫瘍を縮小させるための術前(ネオアジュバント)または術後(アジュバント)の全身療法が適応となります。術前療法により腫瘍が大きい女性でも乳房温存手術が可能となる場合がありますが、術後治療と比較して全生存率の改善は認められません。全身療法が術前・術後両期間にまたがることもあります。
ステージIIIのがんは、一般的に術前化学療法で治療されます。HER2陽性腫瘍には、腫瘍を縮小し乳房温存手術を可能にするため、トラスツズマブ(多くの場合ペルツズマブと併用)が投与されます。腫瘍が大きいままの場合は乳房切除術が行われ、周辺のリンパ節が検査されます。ステージIIIの症例ではセンチネルリンパ節生検が適さない場合が多いため、通常は腋窩リンパ節郭清が行われます。
現在の薬剤選択肢には、タモキシフェン(エストロゲン結合阻害)、エストロゲン産生を抑制するアロマターゼ阻害剤(レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタン)、卵巣ホルモン産生を抑制する黄体形成ホルモン放出ホルモンアナログ(ゴセレリン、リュープロレリン)、および従来のホルモン療法に抵抗性を示す患者向けの選択的エストロゲン受容体分解薬フルベストラントが含まれます。内分泌療法は、一般的に化学療法が必要となる急速な反応または耐性が生じるまで順次投与されます。
ER陽性/HER2陰性乳がん治療薬の開発パイプラインは活発で、複数の中期・後期段階の薬剤が上市間近です。研究開発を主導する主要企業には、Radius Pharmaceuticals(エラセトラント)、AstraZeneca(カミゼトラント/AZD9833)、Roche(ギレデストラント、イナボリシブ)、Sermonix Pharmaceuticals(ラソフォキシフェン)、AstraZeneca/Daiichi Sankyo(ダトポタマブ・デルクステカン)、Eli Lilly(イムルネストラント)、Veru(エノボサーム)、タイム(SM-88)、Gilead Sciences(トロデルビ)などが挙げられます。これらの革新的な製品は、今後数年間で市場を大きく変革することが期待されております。
主な調査結果
本セクションでは、主要7ヶ国市場におけるER陽性/HER2陰性乳がんの概要をご紹介します。
米国におけるER陽性/HER2陰性乳がんの市場規模は、2022年に67億5,900万米ドルであり、予測期間(2022-2034年)において成長が見込まれています。
米国におけるER陽性/HER2陰性乳がんの一次治療市場規模は、2022年に34億7,100万米ドルでした。
米国市場の展望
米国におけるER陽性/HER2陰性乳がんの市場規模は、調査期間(2022年~2036年)において増加が見込まれます。
EU4ヶ国および英国市場の展望
EU4ヶ国および英国におけるER陽性/HER2陰性乳がんの市場規模は、調査期間(2022年~2036年)において増加が見込まれます。
日本市場の見通し
日本におけるER陽性/HER2陰性乳がんの市場規模は、調査期間(2022年~2036年)において増加が見込まれます。
アナリストコメント
- ER陽性/HER2陰性乳がん領域において複数の新規CDK4/6阻害剤が登場したことで、併用療法および単剤療法として、この患者人口における広範な可能性が示されました。
- 補助療法領域で唯一のCDK4/6阻害剤であるVERZENIO(ベルゼニオ)の承認は、この領域における先駆者優位性の恩恵をもたらすと予想されます。
- 予測期間中、次世代SERD(選択的エストロゲン受容体阻害薬)が登場した後も、Pfizer社のイブランセが第一選択(1L)および第二選択(2L)治療市場を独占すると予想されます。
- ER陽性/HER2陰性乳がん領域における今後のパイプラインには、多くの次世代SERD候補薬が含まれております。これらは、市場シェアの大部分を占める既存のCDK4/6阻害剤との激しい競合に直面する見込みであり、成長が鈍化する可能性があります
- 第二線および第三線治療における唯一のSERMは、アベマシクリブとの併用で投与されるラソフォキシフェンです
ER陽性/HER2陰性乳がん治療薬の導入状況
本セクションでは、2022年から2036年の調査期間中に市場投入が予想される潜在的なER陽性/HER2陰性乳がん治療薬の採用率に焦点を当てます。本分析では、薬剤別のER陽性/HER2陰性乳がん市場における導入状況、治療法別の患者導入状況、および各薬剤の売上高をカバーします。例えば、エノボサームは経口投与可能な新規化学物質であり、選択的アンドロゲン受容体標的アゴニストと呼ばれる新たな内分泌薬のクラスに属します。これは組織タイプに応じてアゴニスト(作動薬)とアンタゴニスト(拮抗薬)の両方の作用を示します。2022年1月、Veru社は米国FDAがエノボサームに対し、AR陽性・ER陽性・HER2陰性転移性乳がん治療薬としてファストトラック指定(FTD)を承認したことを発表しました。当社の分析によれば、米国におけるエノボサームの第3ライン治療薬としての採用は中速ペースで進み、確率調整後のピークシェアは15.8%、ピーク到達までの年数は6年と予測されます。
ER陽性/HER2陰性乳がんパイプライン開発動向
当レポートでは、第III相、第II相、第I相段階にある様々な治療候補薬に関する知見を提供します。また、標的治療薬の開発に携わる主要企業についても分析しています。
パイプライン開発活動
当レポートでは、ER陽性/HER2陰性乳がんの新興治療法に関する提携、買収・合併、ライセンシング契約、特許の詳細情報を網羅しております。
KOLの見解
現在の市場動向に遅れを取らないよう、1次調査を通じてこの分野に携わるKOLおよびSMEの意見を取り入れ、データのギャップを埋め、2次調査の妥当性を確認しております。ダラスにあるUTサウスウェスタン・メディカルセンター、ロンドンのCancer Research UK Barts Centre、MDアンダーソンがんセンターなどのリーダーたちです。彼らの意見は、現在および新興の治療法の治療パターンや、ER陽性/HER2陰性乳がん市場の動向を理解し、検証するのに役立ちます。これにより、市場全体のシナリオとアンメットニーズを特定し、今後登場が予想される新しい治療法について、お客様をサポートいたします。
競合情報分析
SWOT分析、PESTLE分析、ポーターのファイブフォース、BCGマトリックス、市場参入戦略など、さまざまな競合情報ツールを使用して、ER陽性/HER2陰性乳がん市場に関する競合情報および市場情報分析を実施しております。分析内容については、入手可能なデータに完全に依存いたします。
調査範囲:
- 当レポートでは、ER陽性/HER2陰性乳がんに関する記述的概要を網羅し、その原因、兆候と症状、病態発生、および現在利用可能な治療法について説明いたします。
- ER陽性/HER2陰性乳がんの疫学および治療に関する包括的な知見を提供しております。
- さらに、ER陽性/HER2陰性乳がんに対する現行治療法と新興治療法の両方について包括的な説明を提供するとともに、現在の治療環境に影響を与える可能性のある新規治療法の評価も含まれています。
- ER陽性/HER2陰性乳がん市場の詳細なレビュー(過去および予測)を主要7ヶ国医薬品市場を対象に含みます
- 当レポートは、主要7ヶ国(主要7市場)におけるER陽性/HER2陰性乳がん市場を形成・牽引する動向を理解することで、ビジネス戦略策定における優位性を提供します
レポートの主なポイント:
- 今後数年間で、開発中の新規治療法と世界の医療費の増加により、ER陽性/HER2陰性乳がん市場は変化する見込みです。これにより市場規模が拡大し、製薬企業が市場への参入機会をさらに拡大できるでしょう
- 企業や学術機関は、ER陽性/HER2陰性乳がんの研究開発に影響を与え得る課題を評価し、機会を模索する取り組みを進めております。開発中の治療法は、疾患状態を治療・改善する新たなアプローチに焦点を当てております
- DelveInsightの分析によれば、乳がんの主要な種類には、浸潤性、非浸潤性、乳管がん、小葉がんなどが含まれます
- 当レポートでは、その他の主要セグメント、すなわち乳がん総罹患人口、閉経状態別乳がん発生率、病期別乳がん発生率、サブタイプ別乳がん発生率、および限局性・転移性乳がんに対する治療対象患者層についても網羅しております。
- エラセストラント(Radius Pharmaceuticals)、ギレデストラント(Roche)、ラソフォキシフェン(Sermonix Pharmaceuticals)などの潜在的な治療薬の発売が予定されており、これらはER陽性/HER2陰性乳がんの治療環境を変える可能性があります
- 現在米国FDA承認済みで利用可能な薬剤には、キスカリ、ピクレイ、ベルゼニオ、リンパーザ、アイブランセなどが含まれます
ER陽性/HER2陰性乳がんレポートの主な見解
- ER陽性/HER2陰性乳がんレポートの主な見解
- 患者人口
- 治療アプローチ
- ER陽性/HER2陰性乳がんパイプライン分析
- ER陽性/HER2陰性乳がん市場規模と動向
- 市場機会
- 今後の治療法の影響
ER陽性/HER2陰性乳がんレポートの主な強み
- 11年間の予測
- 主要7ヶ国カバレッジ
- ER陽性/HER2陰性乳がんの疫学的セグメンテーション
- 主要な競合分析
- 詳細に分析された市場
- 薬剤導入状況
ER陽性/HER2陰性乳がんレポート評価
- 現在の治療実践
- アンメットニーズ
- パイプライン製品プロファイル
- 市場の魅力
- SWOT
- 属性分析
よくあるご質問
目次
第1章 重要な洞察
第2章 レポートの概要
第3章 ER陽性/HER2陰性乳がんのエグゼクティブサマリー
第4章 主要な出来事
第5章 SWOT分析
第6章 主要7ヶ国におけるER陽性/HER2陰性乳がん市場概要
- 2022年の術後/術前化学療法におけるクラス別市場規模分布
- 2036年の術後/術前治療におけるクラス別市場規模分布
- 2022年のファーストライン設定におけるクラス別市場規模分布
- 2036年のファーストライン設定におけるクラス別市場規模分布
- 2022年のセカンドライン以上の設定におけるクラス別市場規模分布
- 2036年のセカンドライン以上の設定におけるクラス別市場規模分布
第7章 疾患の背景と概要
- イントロダクション
- 乳がんの種類
- 乳がんのサブタイプ
- 乳がんの分子サブタイプ
- エストロゲン受容体(ER)陽性乳がん
- エストロゲン受容体
- エストロゲン受容体1の変異
- エストロゲン受容体(ER)陽性乳がんの代謝経路
- 乳がんの代謝制御におけるエストロゲン受容体α(ERa)の役割
- HR陽性乳がんの症状
- エストロゲン受容体(ER)陽性乳がんの危険因子
- エストロゲン受容体(ER)陽性乳がんの診断
- 診断ガイドライン
- 乳がんにおけるエストロゲンおよびプロゲステロン受容体検査:ASCO/CAPガイドラインアップデート(2020年)
- 乳がんにおけるヒト上皮成長因子受容体2検査:米国臨床腫瘍学会/米国病理専門医協会臨床診療ガイドラインの最新版
第8章 エストロゲン受容体(ER)陽性乳がんの治療
- エストロゲン受容体(ER)陽性乳がんの治療アルゴリズム
- エストロゲン受容体(ER)陽性乳がんの治療ガイドライン
- ホルモン受容体陽性ヒト上皮成長因子受容体2陰性転移性乳がんに対する内分泌療法および標的療法:ASCOガイドラインの最新情報
- NCCN乳がん臨床診療ガイドライン
第9章 主要7ヶ国の疫学と患者人口
- 主な調査結果
- 疫学的調査手法
- 前提と根拠:主要7ヶ国
- 主要7ヶ国における乳がんの総発生率
- 米国
- EU4ヶ国と英国
- 日本
第10章 患者の旅
第11章 市販製品
第12章 新たな治療法
第13章 ER陽性/HER2陰性乳がん:主要7ヶ国市場分析
- 主な調査結果
- 主要7ヶ国におけるER陽性/HER2陰性乳がんの総市場規模
- 市場調査手法
- 属性分析
- 主要な市場予測の前提条件
- 市場見通し
- 米国の市場規模
- EU4ヶ国と英国の市場規模
- 日本市場規模

