サステナブル建設/グリーンビル/ネットゼロビル(NZEB)/スマートホーム産業・業界フォーサイト2026-2030:総覧白書2026年版
- 発行日
- ページ情報
- 和文 880 pages
- 納期
- 即日から翌営業日
- 商品コード
- 1955512
■ キーメッセージ
▼ メッセージ1:Building-as-a-Service パラダイムへの転換
- 建築物は「所有・維持する固定資産」から「サービスとして利用するプラットフォーム」へと根本的に変容しつつある。
- 本白書では、Building-as-a-Service、Energy-as-a-Service(EaaS)、HVAC-as-a-Service(HaaS)、Comfort as a Service(CaaS)、BEMS-as-a-Service、Resilience-as-a-Service(RaaS)など、多層的な"as-a-Service"モデルの台頭を104テーマにわたり体系的に分析している。
- この転換は、建築・不動産・エネルギー・IT産業の境界を再定義し、2030年に向けて新たな収益構造と競争軸を生み出すものである。
▼ メッセージ2:AI・デジタルツイン・VPP融合による建物のOS化
- BIM(Building Information Modeling)、AI品質管理、VPP(仮想発電所)、BEMS、HEMSが統合され、建物は単なる構造物からインテリジェントなオペレーティング・システム(Building OS)へと進化している。
- 本白書は、AI駆動型のエネルギー最適化、予知保全(PMaaS)、DR(デマンドレスポンス)統合、そしてUBEM(都市建物エネルギーモデリング)まで、テクノロジースタック全体を俯瞰する構成となっている。
- ビルオートメーション市場は2025年の1,017億ドルから2030年には1,911億ドルへと拡大する見通しである。
▼ メッセージ3:カーボンニュートラル・LCA・素材革新の加速
- NZEB/ZEH規制の強化、DAC-in-Buildings(建物内直接空気回収)、CLT/LVL(直交集成板/単板積層材)等の木質構造材料、MICP(微生物誘導炭酸カルシウム沈殿)といった先端素材・技術が、建設産業のカーボンニュートラル化を加速させている。
- グリーンビル市場全体は2025年の7,025億ドルから2030年に9,587億ドルへ成長(CAGR 8.1%)、NZEB市場は384億ドルから1,125億ドルへ急拡大(CAGR 19.6%)すると予測されている。
- グリーン建材市場も3,687億ドルから7,089億ドルへ倍増する見込みである(CAGR 14%)。
■ 市場セグメント別規模推移(2025 → 2030F)
上記の棒グラフは、本白書が網羅する主要10セグメントの市場規模を2025年実績と2030年予測で比較したものである。グリーンビル全体市場が最大規模を維持する一方、NZEB市場(CAGR 19.6%)やスマートホーム市場(CAGR 27.0%)が突出した成長率を示している。V2G/V2X市場も6.3億ドルから16.9億ドルへ急成長が見込まれる(CAGR 21.7%)。BEMS市場は296億ドルから584億ドルへ拡大(CAGR 14.5%)、Deep Retrofit市場も規制強化を背景に堅調な成長を維持する。
■ 利用シーン/ 活用内容
本白書は、多様なステークホルダーが各々の業務課題に応じて活用できる構成となっている。
▼ 経営層・事業戦略部門
中期経営計画策定
2026-2030市場予測データ(3シナリオ)を経営計画のベースラインとして活用
新規事業探索
104テーマ×ビジネスモデル分析から、XaaS型新規事業機会を特定
M&A・アライアンス検討
各テーマに記載のスタートアップ動向・参入企業を、投資・提携先の選定に活用
ESG/サステナビリティ戦略
カーボンニュートラル・LCA関連テーマを、ESG開示・目標設定の根拠として活用
▼ 事業企画・マーケティング部門
市場参入戦略策定
4地域分析(日本・北米・欧州・中国/APAC)による地域別アプローチ設計
競合・ポジショニング分析
Schneider Electric、Siemens、Johnson Controls等の主要企業戦略動向を把握
製品・サービス企画
EaaS、HaaS、CaaS、RaaS等の新興サービスモデルから自社の製品戦略を構築
▼ 技術・R&D部門
技術ロードマップ策定
BIM-VPP連携、AI-BEMS統合、DAC-in-Buildings等の先端技術動向を研究開発計画に反映
標準化・規格対応
NZEB/ZEB規制、EPBD改正、Performance-Based Contract等の規制動向をモニタリング
アーキテクチャ設計
Building OS、API統合、BACnet/Modbus等の技術基盤の方向性を確認
▼ 金融・投資部門
REIT・不動産投資
グリーンビル適合物件の資産価値向上シナリオ分析
インフラファンド
VPP、DR、PPA/VPPA等のエネルギーインフラ投資判断の参考資料
ESGファイナンス GIaaS(Green Infrastructure as a Service)、ESG指標連動型の投融資評価
■ アクションプラン/提言骨子
▼ 短期(2026-2027):基盤構築フェーズ
- NZEB/ZEH対応ロードマップの策定
- 規制強化スケジュールを踏まえ、自社の建築ポートフォリオにおけるNZEB適合計画を策定する。NZEB市場はCAGR 19.6%で急成長しており、早期対応が競争優位の源泉となる。
- Building OS基盤への投資判断
- BIM、BEMS、IoTプラットフォームの統合アーキテクチャを設計し、レガシーシステムからの移行計画を開始する。BEMS市場は2030年に584億ドルに達する見通しであり、投資回収の確度は高い。
- EaaS/XaaSモデルのパイロット導入
- Energy-as-a-Service、BEMS-as-a-Service等のサービスモデルを既存建物の一部で試験導入し、OPEX転換の効果を検証する。
▼ 中期(2027-2029):スケーリングフェーズ
- VPP・DR統合プラットフォームの構築
- 自社管理建物群をVPP(仮想発電所)ネットワークに組み込み、DR(デマンドレスポンス)による収益化を実現する。V2G/V2X連携も含めた統合エネルギーマネジメントを展開する。
- Deep Retrofit事業の本格展開
- 既存建築ストックのDeep Retrofit(大規模省エネ改修)をESCO/PPPスキームで推進し、35-74%のエネルギー削減を達成する。
- AI・デジタルツイン活用の高度化
- AI駆動型の予知保全(PMaaS)、UBEM(都市建物エネルギーモデリング)、BIM-デジタルツイン連携を本格導入する。
▼ 長期(2029-2030):変革完遂フェーズ
- カーボンニュートラル建築の標準化
- LCA(ライフサイクルアセスメント)、MRV(計測・報告・検証)体制を整備し、建物単位のカーボンフットプリント管理を標準化する。
- セクターカップリング・モビリティ統合
- V2G/V2H/V2B、MaaS(Mobility as a Service)、e-Fuels/SAFとの連携による、Well-to-Wheel視点での建物-モビリティ統合を実現する。
- Eco-DRR・レジリエンスの組み込み
- Nature-based Solutions(NbS)、Eco-DRR(生態系を活用した防災・減災)、Resilience-as-a-Serviceを建物運営に統合し、気候変動適応とレジリエンス確保を同時達成する。
■ 推奨読者
(推奨読者プロファイル/想定される役職・部門/主な関心テーマ)
- 建設・不動産企業の経営層
- CEO、CSO、事業部長
- エネルギー事業者
- 新規事業開発、DX推進
- ビルメンテナンス・FM企業
- 技術部門長、DX担当
- 住宅メーカー・工務店
- 商品企画、技術開発
- 自治体・公的機関
- 環境政策、都市計画
- IT・テクノロジー企業
- IoT事業、プラットフォーム戦略
- 金融機関・投資家
- ESG投資、インフラファンド
- コンサルティング・シンクタンク
- 産業アナリスト、市場調査
■ 達成が勧められるゴール
▼ 市場機会の定量的把握
- グリーンビル市場(9,587億ドル、2030年)、NZEB市場(1,125億ドル、2030年)、スマートホーム市場(5,373億ドル、2030年)等の成長見通しを、自社の事業計画に反映すること。
▼ 技術ポートフォリオの最適化
- BIM、AI、VPP、BEMS、IoT、V2Xなど複層的な技術スタックの中から、自社リソースとの適合性が高い領域を選定し、投資優先順位を確定すること。
▼ ビジネスモデル転換シナリオの構築
- 従来型のEPC(設計・調達・施工)モデルから、XaaS型・パフォーマンスベース型契約への移行計画を具体化すること。
▼ 規制・政策対応の先行準備
- NZEB義務化、EPBD改正、ZEH基準強化等の規制スケジュールを踏まえた、コンプライアンス対応ロードマップを策定すること。
▼ カーボンニュートラル目標達成への道筋確保
- LCA、MRV、DAC-in-Buildings、CLT/LVL等を組み合わせた、建物単位のネットゼロ達成シナリオを設計すること。
■目次■
【 サステナブル建築・グリーンビルディング総論 】
1 脱炭素時代の建築・住宅イノベーション戦略
2 グリーン建築市場の進化と事業機会
3 持続可能な建築・都市空間の未来シナリオ
4 グリーン建設
5 サステナブル建築
6 サステナブル建築と都市インフラの次世代潮流
7 グリーンビルディング
8 エコロジーエンジニアリングとグリーン建設
9 グリーンビルディングにおける建築効率情報開示
10 グリーンビルディングとBIMの体系的活用
11 グリーンビルディングと品質向上、居住者の満足度向上
12 各国におけるグリーンビルディング開発の現状と課題
13 参入企業・団体の動向・事例
【 グリーンインフラ&気候変動レジリエンス 】
14 建設業と気候変動・脱炭素適応計画
15 グリーンビルディングとグリーンインフラ
16 グリーン・シビルインフラの主要な持続可能性指標
17 環境アセスメントとグリーンインフラの両立
18 自然インフラと人工インフラのハイブリッド
19 グリーンインフラの社会実装
20 気候変動に基づく治水計画
21 自然生態による防災・減災システム
22 地球温暖化を考慮した防潮堤の整備計画
23 インフラ長寿命化ビジネスの台頭と市場拡張
24 耐水・耐熱スマートレジリエンス住宅
25 インフラ長寿命化の予防保全サービス
26 地下空間の防災・止水改修ビジネス
27 グリーン屋根・雨水貯留の都市実装
28 生態系に基づく防災(Eco-DRR)とグリーンインフラ
29 災害対応と分散型エネルギーの建築統合モデル
30 都市レジリエンスと住宅ソリューションの新展開
【 ネットゼロビル(NZEB)&ZEH 】
31 ゼロカーボン住宅/ZEH産業・業界フォーサイト2026-2030
32 低エネルギー住宅産業・業界フォーサイト2026-2030
33 エナジー・プラス・ハウス/パッシブハウス産業・業界フォーサイト2026-2030
34 自律型ビルの産業・業界フォーサイト2026-2030
35 オフ・ザ・グリッド建築の産業・業界フォーサイト2026-2030
36 ネットゼロビル再生(Deep Retrofit)産業・業界フォーサイト2026-2030
37 アクティブ技術による省エネ型ZEHの産業・業界フォーサイト2026-2030
38 パッシブとアクティブのハイブリッド型ZEHの産業・業界フォーサイト2026-2030
39 低エネルギー住宅とリデュース/リサイクルの産業・業界フォーサイト2026-2030
40 断熱改修の成果連動ファイナンス産業・業界フォーサイト2026-2030
41 建築物における省エネルギー産業・業界フォーサイト2026-2030
42 ゼロ暖房ビル産業・業界フォーサイト2026-2030
43 パッシブソーラー建築設計産業・業界フォーサイト2026-2030
44 パッシブ技術による省エネ型ZEH産業・業界フォーサイト2026-2030
45 ネットゼロ改修と低炭素素材の導入動向産業・業界フォーサイト2026-2030
【 グリッドエッジ&ビルエネルギー管理 】
46 スマートビルディングとスマートグリッドが出会うグリッドエッジの新世代ビル
47 ビル・エネルギー・マネジメント・システム(BEMS)の産業・業界フォーサイト2026-2030
48 ビルディング・オートメーション・システムの産業・業界フォーサイト2026-2030
49 革新的なグリッドエッジ技術による新たなエネルギーマトリックス
50 グリッドエッジ技術による新たなエネルギーマトリックス
51 インテリジェントな需要反応と低炭素エネルギー源の断続性を両立
52 ユーティリティ・グリッド用インフラの産業・業界フォーサイト2026-2030
53 再生可能エネルギーおよび代替電力プロジェクトの増加
54 国境を越えて再生可能電力を分配するグローバルなネットワークの構築
55 建物・設備の消費電力可視化の産業・業界フォーサイト2026-2030
56 環境を意識した冷却システムの産業・業界フォーサイト2026-2030
57 グリッド・インタラクティブ・ビルの産業・業界フォーサイト2026-2030
【 V2X&EV-建築エネルギー統合 】
58 VG/VH/VBとコネクテッドホームのフォーサイト2026-2030
59 エネルギー管理、ビル管理とEVの統合・一体化
60 EV蓄電池を利用した電力供給サービスモデル「VH(Vehicle to Home)」
61 EVと住宅/ビルをエネルギー供給でつなぐVH/VBモデル
62 VH:EVとの相互電力供給システム(Vehicle-to-Home双方向給電モデル)
63 複数の蓄電池を電力網として活用するVG(Vehicle to Grid)のフォーサイト2026-2030
64 電力供給用の架線を設置した電動車用道路の取り組み
【 スマートシティ&エネルギーエコシステム統合 】
65 スマートシティのエネルギー・エコシステムの基盤
66 スマートシティのエネルギーモデリングと住宅・商業ビルにおける統合
67 スマートシティとスマートホーム/コネクテッドホームの統合ソリューション
68 エネルギーシステムへのスマートビル・スマートホーム技術の組み込み
69 スマートシティのエネルギーモデリングと住宅統合における先進的アプローチ
70 輸送システムのエネルギー利用の進展
71 輸送システムのエネルギー利用の進展
【 コネクテッドホーム&スマートホーム 】
72 コネクテッドホーム/スマートホーム
73 スマート・ホーム・オートメーション
74 コネクテッドホーム/インテリジェントホームの政策調整と標準化
75 コネクテッドホーム/スマートホーム関連:標準化・業界団体動向
76 コネクテッドホーム/スマートホーム関連プロトコル
77 コネクテッドホームを支えるエネルギー・プラットフォーム
78 コネクテッドホーム向けサービス・プロバイダ/サービス・パッケージ
79 コネクテッドホーム・サービス向けプラットフォーム
80 IoTの発展とコネクテッドホーム
【 スマートホームセンサー&ヘルスケア連携 】
81 インテリジェントセンサーと次世代空調:サステナブル建設・スマートホーム産業フォーサイト2026-2030
82 次元認識センサーと住宅・パーソナルロボットへの応用
83 生体情報のモニタリング技術の発展とコネクテッドホーム
84 赤外線(IRセンサー)を経由させた次世代空調制御フォーサイト2026-2030
85 インテリジェントセンサーとコネクテッドホーム
86 健康センサー搭載トイレ:サステナブル建設・スマートホーム産業フォーサイト2026-2030
【 低炭素建材&循環型建築 】
87 環境対応建材とエコ改修ファイナンスの革新
88 サステナブル建設における建設業の廃棄物削減産業・業界フォーサイト2026-2030
89 建物を炭素貯蔵構造に変える技術の研究開発動向と産業・業界フォーサイト2026-2030
90 モジュラー建築×低炭素素材供給
91 木造ハイブリッド高層(CLT・LVL)
92 建築解体系循環(リユース部材市場)
93 低炭素建材の利用
94 カーボンシンク・低炭素建材の実現可能性と運用
95 リサイクル材の利用
96 断熱材の利用
97 サステナブル建設における建設資材リサイクル産業・業界フォーサイト2026-2030
98 木造ハイブリッドと循環型建築ビジネスの可能性
【 環境配慮型コンクリート&先進建材技術 】
99 ネットゼロと建設・建築の先進技術産業・業界フォーサイト2026-2030
100 環境配慮型コンクリート産業・業界フォーサイト2026-2030
101 環境配慮型の建設用コンクリート産業・業界フォーサイト2026-2030
102 デジタルツインが気候変動ビジネスに与える定性的・定量的な影響産業・業界フォーサイト2026-2030
103 自己修復コンクリート産業・業界フォーサイト2026-2030
104 CO2を吸収するカーボンネガティブなコンクリート産業・業界フォーサイト2026-2030
- 発行日
- 発行
- Institute of Next Generation Social System
- ページ情報
- 和文 880 pages
- 納期
- 即日から翌営業日