ハイブリッドワークやクラウドシフトの進展に伴い、大企業を中心に企業のネットワークはますます複雑化しています。そうしたネットワークの運用負荷を下げ、オフィス回帰に伴い増大する企業内のトラフィックに優先順位をつけて制御し、回線コストを抑えるなどの用途でSD-WANが改めて関心を集めており、中堅中小企業においては、ローカルブレイクアウトの実現を目的としたSD-WANの導入が引き続き堅調であり、国内SD-WAN市場は二極化しつつあります。
当レポートでは、国内SD-WAN市場に関する2022年~2026年の市場予測と展望を提供しています。
IDC Market Forecast Figure
エグゼクティブサマリー
ITサプライヤーへの提言
市場予測
- 国内SD-WANインフラストラクチャ市場予測
- 国内SD-WANマネージドサービス市場予測
- 国内SD-WANプロフェッショナルサービス市場予測
- Table: 国内SD-WAN市場 ユーザー支出額予測、2020年~2026年
市場の変化
促進要因と阻害要因
- 促進要因
- 企業内ネットワーク構成の複雑化
- 企業ネットワーク内でのトラフィック増大と変動の激化
- 阻害要因
- グローバルな地政学、マクロ経済要因による機器価格上昇
- ネットワークとアプリケーションの双方に通じた技術者の不足
市場動向ハイライト
- パブリッククラウド事業者の仮想WANサービスや自社POP(Point of Presence)間の回線サービスを提供する事業者とのSD-WANの連携の拡大
- SD-WAN、自社POP間の回線サービス、クラウド型セキュリティを一体的に提供する事業者と、通信事業者との連携の拡大
- クラウド型セキュリティとSD-WANの一体化の足踏み
前回予測からの変更
- Figure: 国内SD-WAN市場 前回の支出額予測(2021年9月)との比較、2020年~2026年
- Table: 国内SD-WAN市場 前回の支出額予測(2021年9月)との比較、2020年~2026年
市場定義
SD-WAN
- SD-WANインフラストラクチャ
- SD-WANマネージドサービス
- SD-WANプロフェッショナルサービス
調査方法
関連調査