国内SD-WAN市場予測、2024年~2028年 |
出版日: 2024年08月28日
発行: IDC
ページ情報: 和文 13 Pages
納期: 即納可能
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本調査レポートは、インフラストラクチャ、マネージドサービス、プロフェッショナルサービスで構成される国内SD-WAN市場に関して、2023年の実績と、2024年~2028年の市場予測および展望を提供する。2023年の国内SD-WAN市場は、足元ではWANトラフィックの増加を課題とする企業がSD-WANを用いてローカルブレイクアウトを導入する動きが継続し、市場の成長に寄与した。大企業層では、クラウドマイグレーションの促進やセキュリティ態勢の強化、運用の効率化を目的とするSD-WANの利用が拡大した。より多くの企業が、SD-WANのポテンシャルを引き出すことで、ITインフラを高度化し、デジタル戦略の実行と競争優位性の確立を推し進めている。他方では、拠点間ネットワークの将来像として、クラウド型セキュリティを中心とする新たなアーキテクチャを検討する動きも顕在化しつつある。「ポイントソリューションとしてのローカルブレイクアウトが、大企業からSMB(Small and Medium-sized Business:中堅中小企業)まで幅広い企業のSD-WAN採用の契機となる一方、先進的な企業はSD-WANを用いたデジタルファースト時代のネットワークの構築へと着実に歩みを進めている。SD-WANベンダーやインテグレーター、通信事業者は、新規採用を検討する企業や、ローカルブレイクアウトを契機としてSD-WANを採用した企業に対して、先進的な企業の成功事例とそこに至る道筋を示すことが今後のビジネスの拡大において重要となる」とIDC Japan、Infrastructure & Devicesのシニアリサーチアナリストである水上 貴博は述べている。