ディスプレイドライバICの需要・供給の内訳（2023年）

大型ディスプレイドライバICの需要は、2023年にはパネル需要に応じて季節的に増加するとみられます。しかし、サプライチェーンによる保守的な備蓄のため、2023年後半には潜在的な不足が表面化する可能性があります。スマートフォンのTDDI（Touch and Display Driver Integration）の在庫問題は、生産が中国のウエハー工場に大きくシフトしていることから、2023年には緩和されると予測されます。やがて、ICメーカーはTDDIの用途をタブレットや車載ディスプレイなどの中型パネルに拡大すると予想されます。一時的な供給不足の後、AMOLEDドライバICは、需要の減少と供給の増加により、2023年には供給過剰に直面する可能性が高くなっています。今後予定されている28nmの生産能力が、市場の需要を十分に満たすことができるかどうかが注目されます。

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当レポートではディスプレイドライバICの需要・供給の内訳についてTRIの見解を提供します。

目次

第1章 大型パネルドライバICの現在の需要・供給

第2章 スマートフォン向けTDDIの需要と供給

第3章 スマートフォン向けAMOLEDドライバICの需要と供給

第4章 TRIの見解

The demand for large-size display driver ICs in 2023 is set to increase seasonally with panel demand. However, due to conservative stockpiling by the supply chain, a potential shortage could surface in the latter half of 2023. The issue of smartphone TDDI (Touch and Display Driver Integration) inventory is predicted to ease in 2023, with production largely shifting to Chinese wafer fabs. Over time, IC manufacturers are expected to expand the application of TDDI into medium-sized panels, such as those for tablets and automotive displays. After a brief supply crunch, AMOLED driver ICs will likely face an excess supply in 2023 due to falling demand and rising supply. A key factor to observe will be whether the upcoming 28nm production capacity can sufficiently meet market demand.

TABLE OF CONTENTS

1. Current Supply and Demand for Large-Size Panel Driver Ics 2. Supply and Demand for Smartphone TDDI

3. Supply and Demand for Smartphone AMOLED Driver Ics 4. TRI's View