|
市場調査レポート
商品コード
1290971
ITR Market View:エンドポイント/無害化/Web分離/CASB/CNAPP/SOAR/ZTNA市場2023 |
||||||
|
ITR Market View:エンドポイント/無害化/Web分離/CASB/CNAPP/SOAR/ZTNA市場2023 |
出版日: 2023年06月15日
発行: ITR Corporation
ページ情報: 和文 407 Pages
納期: 即納可能
![]() |
本レポートには、エンドポイント・マルウェア対策、エンドポイント型標的型攻撃対策、EDR(Endpoint Detection and Response)/NGAV(Next Generation Anti-Virus)、メール無害化/ファイル無害化、Web分離、CASB(Cloud Access Security Broker)、CNAPP(Cloud Native Application Protection Platform)、SOAR(Security Orchestration, Automation and Response)、ZTNA(Zero Trust Network Access)の全9分野を対象に、国内47ベンダーへの調査に基づいた2020~2021年度売上げ実績および2026年度までの売上げ予測を掲載しています。
※特に記載のない場合、全て売上金額ベース
ZTNA市場の2021年度の売上金額は17億円、前年度比70.0%増となりました。2022年度は同40.0%増の23億8,000万円を予測しています。
企業システムのクラウドシフトとリモートワークの定着に伴い、境界型防御セキュリティを見直す企業が増加しています。従来、社外から社内ネットワークへの不正アクセスを防御するためにはVPNを使用していましたが、ID/パスワードが漏洩すると重大な機密情報漏洩につながる恐れがありました。そこで、新たなアクセス手段としてZTNAが立ち上がりました。同ソリューションは、ユーザーごとに権限設定しアクセス制限を設けられる、ユーザー認証がIDとパスワードだけではなく生体認証をはじめとした多要素認証を用意し、より高度な認証が可能といった特徴があります。ゼロトラストセキュリティの概念の定着や、VPN機器の脆弱性を突いた攻撃の発生によって注目が高まり、参入ベンダーも増加し、市場は大きく成長しています。ITRでは、同市場のCAGR(2021~2026年度)は16.8%、2026年度には37億円に達すると予測しています。
ITRのコンサルティング・フェローである藤 俊満は、「コロナ禍を背景にリモートワークとクラウドサービスが定着していますが、当面は社内オンプレシステムとクラウドサービスが併存する状況が続くでしょう。自宅などからVPNを使用して社内ネットワークにログインし、社外のクラウドサービスを使用すると、同時ログイン数の制限があったり、レスポンスが遅くなったりする問題が発生していました。ZTNAでは、インタ―ネット経由でクラウドサービスにアクセス後、クラウド側から社内ネットワークにアクセス可能となり、これらの問題を解決することができます。今後クラウド化の進行に伴い、VPNに代わりZTNAが主流となっていくでしょう」とコメントしています。