アクリル酸の世界市場：2024年～2031年

レポート概要

アクリル酸の世界市場規模は、2023年に113億米ドルで、2031年には147億2,000万米ドルに達し、予測期間中（2024-2031年）にCAGR 3.52%で成長すると予測されています。

アクリル酸は化学式C3H4O2で表される白色の不飽和カルボン酸で、プロピレンを2段階で触媒酸化することによって作られます。エステルや他のビニルモノマーと共重合したり、重合してホモポリマーを生成することができます。アクリル酸は、主に各種プラスチック用ポリマーの製造に利用されるが、粘着剤、シーリング剤、界面活性剤も製造できます。

衛生用品では、アクリル酸は吸収剤として利用されています。また、アルコールと反応してアクリレート（エステル）を生成することもでき、ポリマーに広く利用されています。アクリルポリマー（プレキシガラス、布地など）はアクリル酸モノマーを含むが、アクリル酸以外の物質から作られることも多いです。

市場力学

予測期間中、パーソナルケア業界における高吸水性ポリマーの需要増加が成長を促進するとみられます。界面活性剤、表面コーティング剤、粘着剤、シーリング剤の製造が需要を伸ばし、事業を再構築すると予想されます。

バイオアクリル酸の需要増加

バイオアクリル酸は、企業に対する規制圧力の高まりの結果として誕生しました。BASF、Dow Chemicals、Cargill、Novozymeは、従来の製品に匹敵するバイオベース製品の生産に投資している主要メーカーのひとつです。2015年5月、欧州のアクリル酸市場は操業停止により増加しました。しかし、全体的な需要は一定で2014年の水準に近いと思われます。

バイオベースの化学品メーカーであるOPX Biotechnologies社は、原料としてブドウ糖とショ糖を使用した低コストのバイオアクリル酸経路を考案しました。2012年に1kgあたり1.20米ドルで販売された従来品に比べ、対応する原料を使用することで、1kgあたり1.10米ドルと0.85米ドルの価格を達成したとしています。

アクリル酸のユニークな性能

さまざまな耐久性、硬度、粘着性、ガラス転移温度は、さまざまな最終用途での誘導体の使用を促進します。洗剤、分散剤、凝集剤、増粘剤において、アクリル酸エステルは大きな需要があります。

アクリレートは、ポリマーに透明性、色安定性、経時変化、耐熱性、優れた耐候性といった魅力的な性質を与えるため、コーティング剤や接着剤業界における製品需要が増加しています。すべての特性とは別に、アクリル酸エステルの最も重要な特性のひとつはそのガラス転移温度であり、これによって製造されるポリマーは硬くて脆いのではなく、より柔らかく柔軟なものとなります。

アクリル酸の危険な影響

アクリル酸は、ポリマーや塗料の調合などに使用される化学物質です。暴露の最も一般的な原因は職場です。アクリル酸は人間の皮膚、目、粘膜に強い刺激を与えます。目に入った場合、失明することもあります。ラットのアクリル酸への急性（短期）吸入暴露は、鼻と目の炎症、肺出血、肝臓と腎臓の変性を引き起こすことが示されています。アクリル酸は、生殖、発育、発がん性の影響についてヒトでは研究されていません。動物のがん研究では、良好な結果と否定的な結果の両方が報告されています。アクリル酸は米国環境保護庁（EPA）により発がん性物質として指定されていないです。

市場セグメンテーション

用途別では、アクリル酸市場は表面コーティング剤、接着剤・シーリング剤、プラスチック添加剤、衛生製品、繊維製品、その他に区分されます。

生理用パッドにおける高吸水性ポリマー（SAP）の需要の高まり

高吸水性ポリマー（SAP）は自分の体重の何倍もの液体を吸収することができるため、生理用品や紙おむつに最適です。その結果、新生児用おむつ、大人用失禁パッド、吸収性医療用ドレッシング、徐放性薬剤などの吸水用途に適しています。アクリル酸は高吸水性ポリマーの出発原料として使用され、水酸化ナトリウムと結合してポリアクリル酸を生成します。

タンポン、生理用ナプキン、月経カップ、膣用健康用品が高吸水性ポリマー事業のかなりのシェアを占めています。世界各国の政府は、特に新興経済国において、様々な非営利団体（NGO）と連携して、女性の衛生意識を向上させる取り組みを行っています。その結果、生理用ナプキンの販売増加がアクリル酸市場を牽引すると予想されます。

全体として、あらゆる人口層における衛生意識の向上が高吸水性ポリマー（紙おむつ、パッド、生理用ナプキン）の使用を後押しし、その結果、予測期間中にアクリル酸の消費量が増加すると予測されます。

市場の地域別シェア

アジア太平洋地域における接着剤とコーティング剤の需要増加

中国、インド、日本などの国々からの需要増加により、アジア太平洋が優位を占めています。中国は世界最大のアクリル酸消費国であり、その需要はいくつかの原因によって今後数年間で増加する可能性が高いです。建設やインフラ分野への投資が増加しているため、中国の接着剤、塗料、コーティング剤の需要も増加しています。

さらに、中国は個人向け衛生用品の世界最大級の買い手でもあります。同国の個人向け衛生用品に対する需要の高さは、同国の膨大な新生児人口と可処分所得の増加に関連しており、その両方が個人向け・衛生ケア支出の増加につながります。そのため、市場の成長を後押しすると期待されています。

中国は世界最大の乗用車生産国で、2021年には2,015万台が生産されると予想されています。中国の生産台数は他国を大きく上回っています。その結果、自動車用塗料やコーティング剤に使用されるアクリル酸の市場拡大が見込まれています。

市場競争情勢

世界のアクリル酸市場の主要企業は、BASF SE、Arkema SA、Nippon Shokubai Co.Ltd.、Evonik Industries、The DOW Chemical Company、LG Chem Ltd.、Mitsubishi Chemical Holdings Corp.、PJSC Sibur Holding、Sasol Ltd.、Hexion Inc.などです。

COVID-19影響分析

COVID-19のパンデミックに対応するため国全体で施錠が行われたため、高吸水性樹脂（SAP）メーカーは、消費者がおむつやその他の衛生用品を買いだめしようとしたため、短期的な売上増加の恩恵を受けた。これは特に欧米市場で顕著で、駆け込み需要によって一時的にシステムが逼迫し、食料品の棚が空っぽになった。サプライチェーンが正常化し、購買習慣がより規則的なパターンに戻ると、状況は緩和されました。

COVID-19の発生により、建設セクターは物流や基本的な誘導体タイプの不足といった課題に見舞われました。その結果、アクリル酸の需要は減少しました。ウイルスの影響を防ぐことを目的とした政府の制限により、基本的な誘導体の種類や人の不足、供給網の混乱が生じ、契約上の義務を果たすことが難しくなる可能性があります。加えて、COVID-19の大流行が開発者の取り組み延期を後押ししています。これらの理由により、アクリル酸市場の成長は制限されると思われます。

国際金融公社によると、COVID-19問題により水分野への世界の投資は停滞すると予測されています。世界・ウォーター・リーダーズ・グループの調査によると、この問題により工業用水の需要が約27％減少するといいます。このため、水処理薬品に対する需要は水分野で減少し、アクリル酸業界を圧迫する可能性が高いです。

ロシア・ウクライナ戦争の影響

ロシア・ウクライナ戦争はアクリル酸業界に大きな影響を与えており、その主な原因はサプライチェーンの混乱と地政学的緊張の高まりです。ロシアの国営企業であるガスプロムとシブールは、アクリル酸（GAA）とアクリル酸ブチル（BA）の主要サプライヤーであり、アクリル酸の生産能力は合わせて約105kt/年でした。ロシア侵攻以来、倫理的な懸念とロシア・欧州間の物理的な商取引の流れの悪化により、ロシア原産のアクリル酸製品に対する欧州の需要は激減しました。この変化により、供給環境が逼迫し、トルコのような国でのBAのスポット価格が上昇しました。

この暴力は、アクリル酸のような世界の化学市場にとっても問題を複雑にしています。戦争による天然ガス価格への影響や原油市場の変動は、生産者への圧力を高めています。トルコ市場では、制裁と経済的制約のために欧州に迂回されている低コストのロシア製PVCが増加しています。このシナリオは、企業や市場が地政学的状況の変化や供給ラインの混乱に適応する過程で、戦争が間接的に及ぼす広範な影響を捉えたものです。

目次

第1章 世界のアクリル酸市場の調査手法と範囲

• 調査手法
• 調査目的と調査範囲

第2章 アクリル酸の世界市場：市場の定義と概要

第3章 アクリル酸の世界市場：エグゼクティブサマリー

• 誘導体別市場内訳
• 用途別市場内訳
• 地域別市場内訳

第4章 アクリル酸の世界市場：市場力学

• 市場に影響を与える要因
  • 促進要因
    • バイオアクリル酸の需要増加
    • アクリル酸のユニークな性能
  • 抑制要因
    • アクリル酸の有害性
  • 機会
  • 影響分析

第5章 アクリル酸の世界市場：産業分析

• ポーターのファイブフォース分析
• サプライチェーン分析
• 価格分析
• 規制分析

第6章 アクリル酸の世界市場：COVID-19分析

• COVID-19の市場分析
  • COVID-19以前の市場シナリオ
  • 現在のCOVID-19市場シナリオ
  • COVID-19後または将来のシナリオ
• COVID-19の価格ダイナミクス
• 需給スペクトラム
• パンデミック時の市場に関連する政府の取り組み
• メーカーの戦略的取り組み
• 結論

第7章 アクリル酸の世界市場：誘導体別

• アクリル酸エステル
• アクリルポリマー
• その他

第8章 アクリル酸の世界市場：用途別

• 表面コーティング剤
• 接着剤およびシーラント
• プラスチック添加剤
• 衛生製品
• 繊維製品
• その他

第9章 アクリル酸の世界市場：地域別

• 北米
  • 米国
  • カナダ
  • メキシコ
• 欧州
  • ドイツ
  • 英国
  • フランス
  • イタリア
  • スペイン
  • その他欧州
• 南米
  • ブラジル
  • アルゼンチン
  • その他南米
• アジア太平洋
  • 中国
  • インド
  • 日本
  • オーストラリア
  • その他アジア太平洋地域
• 中東およびアフリカ

第10章 アクリル酸の世界市場：競合情勢

• 競合シナリオ
• 市況/シェア分析
• M&A分析

第11章 アクリル酸の世界市場：企業プロファイル

• BASF SE
  • 企業概要
  • 製品ポートフォリオと内容
  • 主なハイライト
  • 財務概要
• Arkema SA
• Nippon Shokubai Co. Ltd.
• Evonik Industries
• The DOW Chemical Company
• LG Chem Ltd.
• Mitsubishi Chemical Holdings Corp.
• PJSC Sibur Holding
• Sasol Ltd.
• Hexion Inc.（*LIST NOT EXHAUSTIVE）

第12章 アクリル酸の世界市場：重要考察

第13章 アクリル酸の世界市場：DataM

Report Overview

The Global Acrylic Acid Market size was worth US$ 11.30 billion in 2023 and is estimated to reach US$ 14.72 billion by 2031, growing at a CAGR of 3.52% during the forecast period (2024-2031).

Acrylic acid is a white unsaturated carboxylic acid with the chemical formula C3H4O2 made by catalytically oxidizing propylene in two stages. It can be copolymerized with esters and other vinyl monomers and polymerized to generate homopolymers. Acrylic acid is mostly utilized in manufacturing polymers for various plastic items, but it can also make adhesives, sealants and surfactants.

In hygiene products, acrylic acid is utilized as an absorbent. It can also react with alcohols to generate acrylates (esters), widely utilized in polymers. Acrylic polymers (Plexiglas, fabrics, etc.) contain acrylate monomers; however, they are often made from substances other than acrylic acid.

Market Dynamics

Over the projected period, rising demand for superabsorbent polymers in the personal care industry is likely to fuel growth. Surfactants, surface coatings, adhesives and sealants manufacture are expected to grow in demand, reshaping the business.

Increasing demand for bio-acrylic acid

Bio-acrylic acid was created as a result of increased regulatory pressure on businesses. BASF, Dow Chemicals, Cargill and Novozyme are among the major producers who have invested in producing a bio-based product that is competitive with its conventional counterpart. In May 2015, the acrylic acid market in Europe increased due to outages. Overall demand, however, is likely to remain constant and close to 2014 levels.

OPX Biotechnologies, a bio-based chemicals manufacturer, has devised a low-cost bio-acrylic acid pathway using dextrose and sucrose as raw ingredients. Using the corresponding raw ingredients, the company claims to attain pricing of US$ 1.10 per kg and US$ 0.85 per kg, compared to its conventional counterpart, which was marketed at US$ 1.20 per kg in 2012.

Unique performance features of Acrylic Acid

Variable degrees of durability, hardness, tackiness and glass transition temperatures encourage derivative usage in various end-use applications. In detergents, dispersants, flocculants and thickeners, acrylates are in great demand.

Acrylates give polymers attractive qualities such as clarity, color stability, aging, heat resistance and superior weatherability, resulting in increased product demand in the coatings and adhesives industries. Apart from all the properties, one of the most important properties of acrylate ester is its glass transition temperature, which allows the produced polymer to be softer and more flexible instead of hard and brittle.

The hazardous impact of acrylic acid

Acrylic acid is a chemical used to make polymers, paint formulas and other items. The workplace is the most common source of exposure. It is a severe irritant to humans' skin, eyes and mucous membranes. If spilled into the eye, the liquid can induce blindness. Acute (short-term) inhalation exposure of rats to acrylic acid has been shown to cause nose and eye irritation, lung bleeding and liver & kidney degeneration. Acrylic acid has not been studied in humans for its reproductive, developmental or carcinogenic effects. Both good and negative results have been reported in animal cancer research. Acrylic acid has not been designated as carcinogenic by the EPA.

Market Segment Analysis

By application, the acrylic acid market is segmented into surface coatings, adhesives & sealants, plastic additives, sanitary products, textiles and others.

The rising demand for Super Absorbent Polymers (SAP) in Sanitary Pads

Because they can absorb their weight many times in liquid, superabsorbent polymers (SAP) are ideal for use in sanitary goods and diapers. As a result, they are suitable for water-absorbing applications like newborn diapers, adult incontinence pads, absorbent medical dressings and controlled-release medications. Acrylic acid is used as a starting material for superabsorbent polymers, then combined with sodium hydroxide to generate polyacrylic acid.

Tampons, sanitary napkins, menstruation cups and vaginal health products make up a sizable share of the superabsorbent polymers business. Governments worldwide are conducting initiatives to improve awareness of feminine hygiene among women, particularly in emerging economies, in conjunction with various non-profit organizations (NGOs). As a result, increased sanitary napkin sales are expected to drive the acrylic acid market.

Overall, improving hygiene awareness across all demographic groups is projected to boost the use of superabsorbent polymers (diapers, pads and sanitary napkins), resulting in an increase in acrylic acid consumption during the projection period.

Market Geographical Share

The rising demand for adhesives and coatings in Asia-Pacific

Due to increased demand from nations such as China, India and Japan, Asia-Pacific dominated. China is the world's largest acrylic acid consumer and its demand is likely to increase in the coming years due to several causes. Due to rising investments in the construction and infrastructure sectors, China's demand for adhesives, paints and coatings is also rising.

Moreover, China is one of the world's largest buyers of personal hygiene goods. The country's high demand for personal hygiene goods can be linked to the country's huge newborn population and increasing disposable income, both of which lead to increased personal and hygiene care spending. Owing to this, it is expected to boost market growth.

China is the world's greatest passenger automobile producer, with an expected 20.15 million units produced in 2021. The number of units produced in China far outstripped that of other countries. As a result, the market for acrylic acid, which is used to make vehicle paints and coatings, is expected to grow.

Market Competitive Landscape

Major global acrylic acid market companies include BASF SE, Arkema SA, Nippon Shokubai Co. Ltd., Evonik Industries, The DOW Chemical Company, LG Chem Ltd., Mitsubishi Chemical Holdings Corp., PJSC Sibur Holding, Sasol Ltd. and Hexion Inc.

COVID-19 Impact Analysis

Due to countrywide lockdowns imposed in response to the COVID-19 pandemic, superabsorbent polymers (SAP) producers benefited from a short-term increase in sales as consumers tried to stock up on nappies and other hygiene items. It was especially visible in the European and American markets, where a rush in demand resulted in a temporary system tightening and empty grocery shelves. The situation was alleviated as the supply chain was normalized and purchase habits were restored to a more regular pattern.

Due to the COVID-19 outbreak, the construction sector has experienced challenges like logistics and a shortage of basic derivative types. As a result, acrylic acid demand has been reduced. Government limitations intended to prevent the virus's effects may result in a shortage of basic derivative types and persons and disrupted supply networks, making meeting contractual obligations more difficult. In addition, the COVID-19 pandemic has pushed developers to postpone their initiatives. The reasons will limit the growth of the acrylic acid market.

According to the International Finance Corporation, global investments in the water sector are projected to stagnate due to the COVID-19 problem. According to a survey done by Global Water Leaders Group, the outbreak will cut industrial water demand by around 27%. Due to this, the demand for water treatment chemicals is likely to decline in the water sector, putting the acrylic acid industry under pressure.

Russia-Ukraine War Impact

The Russia-Ukrainian war has had a substantial influence on the acrylic acid industry, mostly due to supply chain disruptions and increased geopolitical tension. Gazprom and Sibur, Russia's state-run companies, had been major suppliers of glacial acrylic acid (GAA) and butyl acrylate (BA), with a combined production capacity of approximately 105 ktpa for acrylic acid. Since the invasion, European demand for Russian-origin acrylic items has dropped dramatically due to ethical concerns and the worsening of physical commerce flows between Russia and Europe. This change has resulted in tighter supply circumstances and higher spot prices for BA in countries such as Turkey, which has increasingly served as an intermediary for Russian supplies to Europe.

The violence has also compounded issues for global chemical markets, such as acrylic acid. The war's impact on natural gas prices and crude oil market volatility has increased pressure on producers. Turkish markets have experienced an increase of low-cost Russian PVC, which is now being rerouted to Europe due to sanctions and economic constraints. This scenario captures the war's broader indirect impacts, as businesses and markets adjust to the changing geopolitical landscape and disrupted supply lines.

By Derivatives

• Acrylic Esters
• Acrylic Polymers
• Others

By Application

• Surface Coatings
• Adhesives & Sealants
• Plastic Additives
• Sanitary Products
• Textiles
• Others

By Region

• North America
  • U.S.
  • Canada
  • Mexico
• Europe
  • Germany
  • UK
  • France
  • Italy
  • Spain
  • Rest of Europe
• South America
  • Brazil
  • Argentina
  • Rest of South America
• Asia-Pacific
  • China
  • India
  • Japan
  • Australia
  • Rest of Asia-Pacific
• Middle East and Africa

Key Developments

• In January 2024, Arkema stated that it has acquired ISCC+ certification for its acrylic acid and ester production facility in Taixing, Jiangsu Province, China, as part of its efforts to decarbonize the acrylic supply chain.
• In May 2023, NIPPON SHOKUBAI CO. LTD announced that its subsidiary, PT. NIPPON SHOKUBAI, Indonesia, has opened a new acrylic acid factory with an annual production capacity of 100,000 metric tonnes in Cilegon, Banten, Indonesia.
• In March 2023, BASF SE broke ground on an acrylic acid complex at its Zhanjiang Verbund location in China. The complex includes plants that produce glacial acrylic acid (GAA), butyl acrylate (BA) and 2-ethylhexyl acrylate (2-EHA). The complex's yearly production capacity will be around 400,000 metric tons of BA and 100,000 metric tons of 2-EHA.
• In February 2023, NIPPON SHOKUBAI CO. LTD obtained ISCC PLUS accreditation for 19 goods manufactured at its Himeji and Kawasaki plants, including acrylic acid, superabsorbent polymers and ethylene oxide. The accreditation encourages the use of biomass as a raw material for disposable nappies, detergents and other products.
• In June 2023, Adler, an Austrian paint firm, began building on its new service center in Herford, Germany, with an investment of approximately EUR 10 million (US$ 10.86 million). The ceremonial opening and inauguration are slated for early 2025, with construction expected to last until late summer 2024.

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Target Audience 2024

• Acrylic Acid Service Providers/ Buyers
• Industry Investors/Investment Bankers
• Education & Research Institutes
• Emerging Companies
• Acrylic Acid Manufacturers

Table of Contents

1. Global Acrylic Acid Market Methodology and Scope

• 1.1. Research Methodology
• 1.2. Research Objective and Scope of the Report

2. Global Acrylic Acid Market - Market Definition and Overview

3. Global Acrylic Acid Market - Executive Summary

• 3.1. Market Snippet by Derivative
• 3.2. Market Snippet by Application
• 3.3. Market Snippet by Region

4. Global Acrylic Acid Market-Market Dynamics

• 4.1. Market Impacting Factors
  • 4.1.1. Drivers
    • 4.1.1.1. Increasing demand for bio-acrylic acid
    • 4.1.1.2. Unique performance features of acrylic acid
  • 4.1.2. Restraints
    • 4.1.2.1. The hazardous impact of acrylic acid
  • 4.1.3. Opportunity
  • 4.1.4. Impact Analysis

5. Global Acrylic Acid Market - Industry Analysis

• 5.1. Porter's Five Forces Analysis
• 5.2. Supply Chain Analysis
• 5.3. Pricing Analysis
• 5.4. Regulatory Analysis

6. Global Acrylic Acid Market - COVID-19 Analysis

• 6.1. Analysis of COVID-19 on the Market
  • 6.1.1. Before COVID-19 Market Scenario
  • 6.1.2. Present COVID-19 Market Scenario
  • 6.1.3. After COVID-19 or Future Scenario
• 6.2. Pricing Dynamics Amid COVID-19
• 6.3. Demand-Supply Spectrum
• 6.4. Government Initiatives Related to the Market During Pandemic
• 6.5. Manufacturers Strategic Initiatives
• 6.6. Conclusion

7. Global Acrylic Acid Market - By Derivative

• 7.1. Introduction
  • 7.1.1. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Derivative
  • 7.1.2. Market Attractiveness Index, By Derivative
• 7.2. Acrylic Esters*
  • 7.2.1. Introduction
  • 7.2.2. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%)
• 7.3. Acrylic Polymers
• 7.4. Others

8. Global Acrylic Acid Market - By Application

• 8.1. Introduction
  • 8.1.1. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Application.
  • 8.1.2. Market Attractiveness Index, By Application
• 8.2. Surface Coatings*
  • 8.2.1. Introduction
  • 8.2.2. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%)
• 8.3. Adhesives & Sealants
• 8.4. Plastic Additives
• 8.5. Sanitary Products
• 8.6. Textiles
• 8.7. Others

9. Global Acrylic Acid Market - By Region

• 9.1. Introduction
• 9.2. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Region
• 9.3. Market Attractiveness Index, By Region
• 9.4. North America
  • 9.4.1. Introduction
  • 9.4.2. Key Region-Specific Dynamics
  • 9.4.3. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Derivative
  • 9.4.4. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Application
  • 9.4.5. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Country
    • 9.4.5.1. U.S.
    • 9.4.5.2. Canada
    • 9.4.5.3. Mexico
• 9.5. Europe
  • 9.5.1. Introduction
  • 9.5.2. Key Region-Specific Dynamics
  • 9.5.3. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Derivative
  • 9.5.4. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Application
  • 9.5.5. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Country
    • 9.5.5.1. Germany
    • 9.5.5.2. UK
    • 9.5.5.3. France
    • 9.5.5.4. Italy
    • 9.5.5.5. Spain
    • 9.5.5.6. Rest of Europe
• 9.6. South America
  • 9.6.1. Introduction
  • 9.6.2. Key Region-Specific Dynamics
  • 9.6.3. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Derivative
  • 9.6.4. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Application
  • 9.6.5. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Country
    • 9.6.5.1. Brazil
    • 9.6.5.2. Argentina
    • 9.6.5.3. Rest of South America
• 9.7. Asia-Pacific
  • 9.7.1. Introduction
  • 9.7.2. Key Region-Specific Dynamics
  • 9.7.3. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Derivative
  • 9.7.4. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Application
  • 9.7.5. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Country
    • 9.7.5.1. China
    • 9.7.5.2. India
    • 9.7.5.3. Japan
    • 9.7.5.4. Australia
    • 9.7.5.5. Rest of Asia-Pacific
• 9.8. Middle East and Africa
  • 9.8.1. Introduction
  • 9.8.2. Key Region-Specific Dynamics
  • 9.8.3. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Derivative
  • 9.8.4. Market Size Analysis and Y-o-Y Growth Analysis (%), By Application

10. Global Acrylic Acid Market - Competitive Landscape

• 10.1. Competitive Scenario
• 10.2. Market Positioning/Share Analysis
• 10.3. Mergers and Acquisitions Analysis

11. Global Acrylic Acid Market - Company Profiles

• 11.1. BASF SE
  • 11.1.1. Company Overview
  • 11.1.2. Product Portfolio and Description
  • 11.1.3. Key Highlights
  • 11.1.4. Financial Overview
• 11.2. Arkema SA
• 11.3. Nippon Shokubai Co. Ltd.
• 11.4. Evonik Industries
• 11.5. The DOW Chemical Company
• 11.6. LG Chem Ltd.
• 11.7. Mitsubishi Chemical Holdings Corp.
• 11.8. PJSC Sibur Holding
• 11.9. Sasol Ltd.
• 11.10. Hexion Inc. (*LIST NOT EXHAUSTIVE)

12. Global Acrylic Acid Market - Premium Insights

13. Global Acrylic Acid Market - DataM

• 13.1. Appendix
• 13.2. About Us and Services
• 13.3. Contact Us