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市場調査レポート

日本:原子力発電所再稼動に多大な影響を及ぼす経済の現実

Japan - Economic Realities To Dictate Nuclear Restarts

発行 BMI Research 商品コード 295770
出版日 ページ情報 英文 32 Pages
納期: 即日から翌営業日
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日本:原子力発電所再稼動に多大な影響を及ぼす経済の現実 Japan - Economic Realities To Dictate Nuclear Restarts
出版日: 2014年01月27日 ページ情報: 英文 32 Pages
概要

この特別調査レポートは、日本の原子力発電所再稼動の見通しと多様化するエネルギー構成の前途について分析したものです。世界的に見てエネルギー資源を大量に消費している国の1つである日本の需要パターンやエネルギーに関する政策決定は、世界の市場にさまざまな波及効果をもたらす可能性があります。アジア地域で液化天然ガス(LNG)の価格が上昇しているのも、日本が原子力発電をガス火力発電で代替していることによる需要拡大の反映といえます。また日本では、原油と石炭の輸入も急増しており、これらの燃料の需要増加はエネルギー部門が2011年の供給ショックから立ち直るまでの一時的な現象であるという電力および石油ガスに関するBMIの分析や予測とは異なる状況になっています。今後日本では、天然ガスの利用が深く根付く可能性もあり、そうなった場合、世界の主要なLNG供給国にとっては、長期的な取引が期待できる有力な輸出先となります。

現在日本では、50基ある原子炉がすべて停止しています。その穴を埋めているのが火力発電(石油、天然ガス、石炭)ですが、これが電力料金の上昇を招いたことで、消費者やメーカー、輸出関連企業は重い費用負担を強いられており、「アベノミクス」の効果が薄れる危険性も高まっています。

このため、日本国民の間では依然として反対意見が根強いものの、財政面の負担軽減を求める声に促される形で、2014年半ばには2ヶ所の原子力発電所が再稼動に踏み切ると思われます。再稼動の前提となるのは、a)原子力規制委員会(NRA)の安全審査に合格した原子炉であること、b)福島第一原子力発電所事故の終息に向けた作業が再稼動反対の世論を活気付かせるような問題を引き起こすことなく進捗すること、c)沸騰水型原子炉に比べ安全性が高いとされる加圧水型原子炉の再稼動が優先されることの3条件です。

2016年以降の展望は、現在のところまったく推測の域を出ません。2016年には、次の国政選挙が行われる予定であり、これがエネルギー/原子力政策にとっての不確定要因となっているからです。

しかし、BMIの基本ケースシナリオは、2015年以降も原子炉の再稼動が毎年2〜3基ずつのペースで進むという前提のもとに展開されています。

本調査レポートについて

BMIでは、最近のさまざまな動きを受けて、日本の電力部門に関する予測を修正しました。コスト競争力という点で今後も原子力が電力業界にとっての基幹エネルギーであり続けるという見方に変更はありませんが、日本には、原子力ルネサンスの進展を阻むいくつもの脅威が存在するという点を踏まえ、原子力発電に関する予測を下方修正することにしました。またBMIは、各種原料の生産能力が拡充されていることや、供給と価格の面で改善が進んでいるという点を踏まえ、火力発電の構成比に関する予測も修正しています。

英国の調査会社Business Monitor International (BMI) がこのほど発行した特別調査レポート「Japan - Economic Realities to Dictate Nuclear Restarts」は、日本の原子力発電所再稼動の見通しと多様化するエネルギー構成の前途について分析したものです。

世界的に見てエネルギー資源を大量に消費している国の1つである日本の需要パターンやエネルギーに関する政策決定は、世界の市場にさまざまな波及効果をもたらす可能性があります。アジア地域で液化天然ガス(LNG)の価格が上昇しているのも、日本が原子力発電をガス火力発電で代替していることによる需要拡大の反映といえます。また日本では、原油と石炭の輸入も急増しており、これらの燃料の需要増加はエネルギー部門が2011年の供給ショックから立ち直るまでの一時的な現象であるという電力および石油ガスに関するBMIの分析や予測とは異なる状況になっています。今後日本では、天然ガスの利用が深く根付く可能性もあり、そうなった場合、世界の主要なLNG供給国にとっては、長期的な取引が期待できる有力な輸出先となります。

本調査レポートは、電力と石油ガス両方の分野についてBMIが有している深い専門知識が基になっており、日本の原子力業界に関する2014年の展望を厳密に評価する作業には、30年にわたる経験が生かされています。

目次

Following a flurry of recent developments, we have revisited our forecasts for the Japanese power sector. While we continue to view nuclear energy as the backbone of the segment based on cost competitiveness, we have nevertheless revised down our forecasts for nuclear generation in light of the numerous threats that stand in the way of a nuclear renaissance in Japan. We have also revised our forecasts for the country's thermal generation mix to account for capacity additions as well as the availability and price of various feedstocks.

Business Monitor International (BMI) has published a special report - ‘Japan - Economic Realities to Dictate Nuclear Restarts’ - in which we analyse the prospects for nuclear power restarts in Japan and the outlook for the country's broader energy mix.

As one of the largest consumers of energy raw materials in the world, Japan's demand patterns and energy policy decisions will create ripple effects across the global markets. The rise in LNG prices in Asia is a reflection of higher demand from Japan as it substitutes nuclear power with gasfired electricity generation. Crude oil and coal imports have also soared, though our power and oil & gas analysis and forecasts suggest that heightened demand for these two fuels will be temporary; merely supporting the energy sector until it recovers from the 2011 supply shock. Natural gas utilisation, however, will become a great deal more entrenched, ensuring Japan remains a long-term customer of some of the world's largest LNG suppliers.

The report draws upon BMI's substantial expertise in both power and oil and gas, highlighting the integrated nature of our analysis. It benefits from BMI's 30 years of experience to critically evaluate the outlook for Japan's Nuclear industry in 2014.

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