|
スペインの深刻な経済問題が同国内の富裕層に大きな影響を与えています。この状況も2011年には回復すると見込みとはいえ、現有顧客のつなぎ止め、新規顧客の獲得に努めるウェルスマネージャーにとって、今後数年は試練の時となるでしょう。
当レポートでは、スペインにおけるウェルスマネジメント市場について、投資家、ウェルスマネージャー双方の視点から分析を行っており、概略以下の構成でお届けします。
概要
エグゼクティブサマリー
特集:SANTANDERの躍進
- 2008年の混迷は世界中の銀行に大損害をもたらした
- 国内同業者全般から高く評価されているSantanderのウェルスマネジメント事業
- スペインの各銀行は概ね嵐を凌いだ
- 見習うべき成長モデルを持つSantander
スペインの資産
- スペインの世帯預金は安全運用で貯蓄水準を維持する反面、運用術で実質金融資産を増やすことはない
- スペイン資産市場の発展要因は世帯預金の高利率であるが、借入水準の上昇に懸念
- スペインの世帯資産構成は株式から預金へ大幅に移行
スペインの超富裕層(HNW)投資家
- スペインのHNW投資家は慎重で、ウェルスマネージャーの指南を必要としている
- スペインのHNW投資家はリスクに対して意欲を示すも金融商品について知識不足であるため、結局はウェルスマネージャーの世話になる
- スペインのHNW投資家は、現在の不透明感に立ち往生
- 2年後も、やはりHNWは投資全般にわたり、ウェルスマネージャーの指南を必要とする
スペインのウェルスマネージャーの視点
- ウェルスマネージャーが2年後に資源を集中する重要分野は3つ
- ブランド、イメージ、評判に注意を向け、顧客に対する投資アイデアの紹介時に先見性を示すことが、顧客獲得に最良の手順
- スペインのウェルスマネージャーは、商品構成の強化こそが「財布のシェア」を獲得する道であると考える
- スペインのウェルスマネージャーは顧客との会話に欧州他地域の同業者たちほど電話を利用しない傾向が強く、投資家は一般にポートフォリオ配分についての話を求める
付録
図表
|