この報告書によると、ナノテク創薬(ナノテクノロジーを活用した創薬)による収益は、2009 年には13 億ドルに、2012 年には 25 億ドル規模にまで拡大するとされています。同社ではナノ粒子ベースのソリューションは顕著な成長を見せ、ラボ・オン・チップ(Labs-on-a-Chip)やアレイによって最も大きなビジネスチャンスが創出されるものと予測しています。
NanoMarkets 社では、ナノテク創薬は、創薬プロセスの様々な分野に対して広く、深い影響を及ぼすものとしています。また、2009年にはナノテク創薬による収益のうち 19 %は細胞の管理と分析が、13 %はDNA/RNAのサイジング、電気泳動や評価が、そして 11 %はゲノタイピング、10%がハイスループット・スクリーニングによって占められると予測しています。
ナノテクノロジーによって、American Pharmaceuticals 社による乳癌治療薬Abraxane(FDAによって認可済み)など新しい製剤の開発が実現しています。その他の開発パイプライン、あるいは審査中の医薬品としては、皮膚疾患や感染治療薬として NanoHorizons社によって開発されている製剤が挙げられます。
創薬においてナノソリューションを導入する動きの中で最も恩恵を受ける企業は、Aclara、Agilent、Caliper、Cepheid、CombiMatrix、Eksigent、Gyros、Nanogen や Nanostreamといった大手マイクロフルイディクスおよびラボ・オン・チップ企業だとしています。また、半導体ナノクリスタル技術に関する様々な世界的特許を有し、ハイスループット・スクリーニングでQdotsを使用しているGlaxoSmithKline、PfizerやGenentechとの関係を築いているQuantum Dot Corp.を有望企業として挙げています。また、創薬だけでなく、ドラッグ・デリバリや疾患予防に関しても新しいソリューションを提供している 3 DMやC Sixty といったセルフ・アセンブリ企業の今後のビジネスチャンスについても示しています。
“ The Impact of Nanotechnology in Drug Discovery: Global Developments, Market Analysis and Future Prospects ”では、ナノテク創薬に影響を及ぼすすべての影響因子、課題、規制課題や政府の支援政策などに関する詳細な分析と世界主要20カ国におけるナノテク関連の規制や支援環境のプロファイリング、市場を主な用途分野と製品タイプ別に区分した 8 ヵ年予測や、既に市場に参入している企業 30 社に関するプロファイリングを行っています。