米国マサチューセッツ州フラミンガム発、 2008年10月20日 – 世界の無線LAN(WLAN)向け導体製品市場の売上高は、 今後22.8%の年平均成長率(CAGR)で拡大し、 2012年には40億ドルの大台を突破する見通しです。 WLAN用半導体の用途別シェアでは、 今後もPC向けの製品が最も大きな割合を占め続けるものの、 携帯電話向け製品も年平均49.3%で売上高を伸ばし、 2012年にはPC向けに次ぐシェアを獲得すると思われます。 IT市場を専門とする米国の調査会社IDCは、 無線ネットワーク高速化技術MIMOを採用した802.11n技術がWLAN用半導体製品市場の新たな牽引役になると予想しています。 優れたスループットと到達範囲を有するこの技術が新たな用途や利用モデルの可能性を大きく広げるからです。
IDCで短距離無線通信用半導体の調査を担当するリサーチマネジャーのAjit Deosthali氏は、 「接続機能やネットワーク接続可能なモバイルクライアントに対するニーズが、 WLAN用半導体市場の成長を促します。 WLAN機能は、 ノート型PCのみならず、 携帯電話や家電機器にも搭載されると思われます」と語っています。
IDCがこのほど発行した調査報告書「
Worldwide WLAN Semiconductor 2008-2012 Forecast」には、 上述の予測に加え、 以下のような見解も示されています。
- Wi-Fiは、 従来のセルラー接続とWLAN接続の両方に対応するデュアルモード電話機能を搭載した携帯端末に組み込まれ広く普及すると思われます。
- 半導体業界で今最も急速に伸びているのがネットワーク接続機能をサポートする製品であり、 なかでもWLAN用半導体製品の伸びが顕著です。 今後は、 携帯端末や携帯型インターネットデバイスが、 パーソナルエリアネットワークに対応するBluetoothやFM、 GPSなどの無線技術とWi-Fiとの統合を促すと予想されます。