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ロンドン・2008年9月24日(水): 2007年に93億ドルの規模を記録したHIV市場は、 世界におけるHIV有病率の増加と治療を受ける患者の長寿命化の影響を受け、 2017年までに151億ドルの規模へと成長すると予測されています。 この成長にもかかわらず、 すべての抗レトロウイルス薬クラスにおいて、 競合は厳しさを増しています。 GlaxoSmithKline (GSK)社の核酸系逆転写酵素阻害剤(NRTI)の多剤混合薬「エプジコム(Epzicom)」の有効性と副作用に関する新たなデータやプロテアーゼ阻害剤の利用に関する2種の大規模な臨床試験の結果により、 それぞれの薬剤クラスにおける力学は大きく変化するでしょう。 また、 2007年秋に上市されたMerck & Co社の世界初のインテグラーゼ阻害剤「アイセントレス(Isentress)」も、 この競合をさらに激化させるものとなるでしょう。 独立系の市場調査会社Datamonitor社が新たに発行した調査報告書によれば、 HIV市場ではこの競合の激化により、 大手企業の市場からの撤退の可能性もあると分析しています。
2017年には150億ドル市場へ
主要7ヶ国市場(7MM:フランス・ドイツ・イタリア・日本・スペイン・英国・米国)におけるHIV治療薬の売上は、 2004年から2007年の間にCAGRで11.3%成長し、 2007年には93億ドルの売上規模を記録しました。 2017年の総売上を151億ドルの規模に達すると予測する一方で、 Datamonitor社は今後の10年における市場の成長率は若干鈍化するものとも考えています。 HIV有病率の上昇にもかかわらず、 コスト削減策の強調などの因子が上市済みの主な医薬品の特許期限切れなどと重なり、 将来的に市場拡大の障壁となる可能性があります。 一方で、 新たに上市される医薬品や薬剤クラス、 治療にアクセスする患者数の増加はプラスに作用し、 市場成長に貢献するでしょう。 患者の長寿命化や一定数の新たな感染者、 有病率の高い地域から主要7ヶ国市場への移住などにより、 患者数は今後大幅に拡大する見通しです。
主要7ヶ国市場は商業的にはもっとも重要なHIV市場ですが、 実際は世界の感染者人口の3-6%を占めるに過ぎません。 世界の他の地域におけるHIV有病率ははるかに高く、 抗レトロウイルス治療へのアクセスは低・中所得レベルの国々において改善しています。 このことから、 多くの医薬品企業が新たな収益成長の源として、 急成長する新興市場に注意を向けています。 過去に主要7ヶ国に数えられたカナダのHIV市場は2004年から2007年の間にCAGRで24%成長し、 2007年には2億7,200万ドルを記録しました。 これはEUの5大市場のどの国よりも小規模ですが、 日本よりは大きな市場です。 カナダのHIV有病率は日本と比較して高く、 薬価も妥当であることから、 Datamonitor社はこの市場に大きな市場機会があると考えています。
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