|
ホテルや空港などいわゆるホットスポットで利用される無線LAN(WLAN)チップセット・半導体の市場は2003年の9億3,800万ドルから2007年には17億ドルに拡大するという。この成長の主な促進要因として、高いケーブリングコストを回避し、従来のLANにPCを接続する手間を省くというWLANの機能が挙げられる。また、出張先でホットスポットを利用するビジネスユーザーも市場成長に貢献する。
CIRはOEMメーカー、ODMメーカーに対して聞き取り調査を実施し、その詳細な結果をこの報告書に掲載している。以下はその注目すべき調査結果の一部である。
OEMメーカー、ODMメーカーは、より広い伝送範囲、高い受信感度を提供するWLANチップセットに価値を見出している。CIRはこの点は、Agere、Atheros、Broadcom、Intel、Intersil、Texas Instrumentsクラスの企業と競合しようとしている中小企業にとって競争的強みの源泉となり得ると見る。
Magis Networks、XtremeSpectrumなどのWLANチップセットメーカーが家電市場をターゲットにしているという大きなトレンドも明らかになった。DVDプレーヤーやHDTVフィードに無線接続することが可能なWLAN対応フラットディスプレーの需要が拡大すると予測する。2007年までに動画対応チップセットは約3億5,000万ドルに成長するとしている。
CIRはチップセットメーカーに対して、高度なセキュリティとスイッチング機能といった企業からのWLAN需要に焦点を合わせるべきであるとアドバイスする。WLANスイッチングハブだけでも、2007年までに1億6,000万ドル規模になると予測される。伝統的に、新しいIT技術は消費者より企業が先行して採用するということからも、WLANチップセットメーカーにとって、無線スイッチングハブ向けに高度なセキュリティやスイッチング機能を提供する製品が持つ潜在的可能性は非常に大きいとCIRは分析する。
この報告書は、WLANが有線LANに置き換わることまでは望めないとしながらも、何年も企業を悩ましてきたワークステーションの移動コストの解決策となることはまちがいないと指摘する。
|