米国の調査会社In-Statは、調査報告書「Worldwide IP Set Top Box Market」の中で、IPセットトップボックス(IP STB)市場は2008年において55%成長したものの、このような急激な成長は続かないだろうと予測しています。多くの通信事業者は既にTVサービスを開始しており、新規顧客獲得の見込みが少なくなっています。加えて、経済環境は新規のTelco TV(通信事業者によるTVサービス)システムへの投資を減少させています。
同社のアナリスト、Michelle Abraham氏は、「France Telecom, AT&T, Free, British Telecom, Deutsche Telekomおよび China TelecomといったTelco TVプロバイダーは、同サービスの加入者を獲得することにより、IP STB需要の促進に貢献しました。この状況は、2009年と2010年においても継続すると我々は予測しています。しかしながら、新規の導入が少ないため、IP STBの出荷台数は2009年および2010年において、僅かな増加となる見込みです。」と述べています。
同報告書の調査結果:
- 2009年の西欧におけるIP STB出荷台数の50%以上がHDDを備える見込み
- 主な技術動向は、消費電力管理と3D画像向けサポートの改良、マルチコーデック、およびオープンソフトウェアプラットフォーム
- HD IP STB向け部品表の平均価格は2010年に50米ドル以下へ下落する見込み
- IP STB市場へソリューションを提供する半導体の競合企業は、Broadcom, CopperGate, Intel, NXP, Sigma Designsおよび STMicroelectronics
- Motorolaは2008年のIP STB市場においてトップの市場シェアを獲得したが、Ciscoが出荷量を増やしたため、2007年の市場シェアより減少した