ハイテク市場を専門とする米国の調査会社In-Statが発行した報告書「Global Semiconductor Product Market Forecast--Help Wanted: Spenders and Lenders」によると、世界的な不況が2009年の半導体売上に打撃を与える見込みです。2009年の世界における半導体収益は、前年から20%近く減少して1,922億ドルとなり、少なくとも2012年までは2007年の水準に回復することはないでしょう。
同社のアナリストJim McGregor氏は、「この下落は、市場の流動性が改善し、経済回復が軌道に乗った後も、今回の打撃と増加する先行きの不透明感が、より守勢の支出につながることから生じています。消費者と景況感の回復、および余剰能力の克服が、回復と次の成長の鍵となるでしょう。」と述べています。
同報告書の調査結果:
- 半導体市場の回復は2009年の下半期に始まると予測されるが、2010年の収益成長は11.8%程度となる見込み
- 2009年におけるデジタルシグナルプロセッサー(DSP)の収益は14.9%減の66億ドルとなり、2003年以来の最低水準となる見込み
- 半導体製造工場の設備稼働率は2008年初頭に90%に達したが、同年の第3四半期には87%へ下落した
- 合併、買収、企業救済、リストラおよびその他の業界再編の結果として、半導体の生産能力が下落する